衆議院の解散にともなう第50回衆議院選挙はあす10月15日に公示され、27日の投開票へ向け12日間の選挙戦がスタートする。

 横浜市鶴見区と神奈川区が選挙区となる神奈川3区では、5人が立候補を表明。これつる編集部では、その顔ぶれと独自アンケートの結果を紹介する(10月14日起稿、掲載順は前職、元職、新人=いずれも五十音順、政党略称は自民党=自民、立憲民主党=立民、日本維新の会=維新、共産党=共産、参政党=参政)。

前職に新人4人が挑む構図に

 立候補を表明しているのは、中西健治氏(60、自民・前職)、中村武人氏(49、立民・新人)、佐藤香氏(50、維新・新人)、横山征吾氏(53、共産・新人)、内田恵美子氏(48、参政・新人)の5人。

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 中西氏は、前回2021年衆院選で参議院からくら替えし、横浜市長選に出馬した小此木八郎氏の後継候補として初当選を果たした。

 証券会社時代は取締役副社長を務め、参議院では財政金融委員長、菅内閣では財務副大臣などを歴任。

 当編集部のアンケートでは、主に「経済」「環境」「憲法」についての政策に力を入れていくとしている。

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 中村氏は、会社員時代には海外勤務などを経験。衆議院議員の秘書を務めたのち神奈川区選出の県議会議員として現在3期目。

 民間視点での改革や物価高対策を掲げ、「民間では細かい交通費を請求するにも時間がかかるもの。同じことを国会議員にもやってもらえば裏金はなくなる」と訴える。

 当編集部のアンケートでは、「政治改革」「物価高対策」「税財政改革」についての政策に力を入れていくとしている。

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 佐藤氏は、兵庫県出身で2015年から神奈川区でレンタカー事業を手がけ、20年からフィットネスクラブも運営。

 コロナ禍、「無くてはならない仕事」への敬意と現状の厳しさを感じ政治の道へ。「誰でも政治家になれるということを証明したい」と意気込む。

 当編集部のアンケートでは、主に「雇用」「社会保障」「経済」についての政策に力を入れていくとしている。

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 横山氏は、日本共産党横浜西南地区委員会・委員長などを経て、神奈川日本共産党県青年学生部長を務める。

 同部長として毎年高校生や大学生などと被爆地を訪問。自身が高校時代に参加した原水爆禁世界大会の経験から得た政治の原点を伝えている。

 当編集部のアンケートでは、主に「経済・雇用」「安保・外交」「政治とカネ」についての政策に力を入れていくとしている。

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 内田氏は、学習塾代表や講師のほか、就労継続支援B型事業所の所長経験などを持ち、「横浜出身で、長年横浜で活動してきたので、地元に貢献したい気持ちが強い」と初挑戦。

 子どもたちが自信を持って学べるようにという政治の原点のもと、15年の教育現場での経験をいかし、日本の国力再生のために、教育改革が必要と力を込める。

 当編集部のアンケートでは、主に「教育」「経済」「医療・健康」についての政策に力を入れていくとしている。

独自アンケート結果やプロフィールを公開

 当編集部では、立候補者に独自アンケートを実施。14日までに回答を得た内容を公開する。

 「主に力を入れている(入れたい)政策分野」「政治を志した原点」「鶴見区民へのメッセージ」を聞いた。

 各議員のアンケート結果およびプロフィール等は以下のリンク先参照。

■中西健治氏(こちら

■中村武人氏(こちら

■佐藤香氏(こちら

■横山征吾氏(こちら

■内田恵美子氏(こちら


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