『おとなのがっこう実行委員会』が今年2月から活動を始めました。
私たちつるみままっぷはその運営に関わっています。
今日は、この団体が生まれたきっかけをお伝えしようと思います。ぜひ、最後までご覧ください。

おとなのがっこうとは?

机を並べ、共に学んだ『学校』という場所を懐かしく思い出すことはありませんか?

黒板、チョークの音、クラスメイトの背中。様々なことを毎日教わり、学んでいました。
楽しいことばかりではなかったかもしれませんが、わかった時の嬉しさは皆経験したことがあると思います。

共に学ぶことの良さは、ひとりでは諦めてしまいそうになることも、誰かと一緒だと頑張ろうと思えること。

わからない時に、聞きあえる相手がいること。

そんな学びの場が、おとなになってもあると良いのでは?と思ったのが、おとなのがっこうの始まりでした。

なぜ、子育てにがっこうが必要なのか?

大人になっても、世の中わからないことだらけです。その中で、特に初めてのことばかりなのが『子育て』。親になるということです。

子育ては、就学期の学びの中には入っていません。親になるとはどういうことなのか、子どもをどう育てたら良いのか、学んだ経験はないのです。

では、どうやって子どもの育て方を知るのでしょう。

それは、親から伝えられる伝承として、またご近所の先輩方から教えてもらうなど、生活の中で学べるものだったのかなと感じています。

今は、核家族化、ご近所付き合いの希薄化が進み、教えてくれる相手が周りにはあまりいません。

学んでいないのに、私たちはある日突然親になります。今、初めて親となる人たちの75%が、『赤ちゃんに触れたのは、自分の子が初めて』と答えているのです。

初めての子育て。
それは、とても不安なことなのです。

日々の悩みが些細なほど聞ける場がない
わからないことを聞ける場も学べる場もない
些細な悩みが共有できる場があれば…

そう思っていたことが『おとなのがっこう』という場を思いつく根っことなりました。

『おとなのがっこう』が始まったきっかけ

「市役所で行われるマルシェに出店してみませんか?」

始まりは、この連絡からでした。連絡してきたのは、これつるの編集長さんです。

京急電鉄株式会社が、京急沿線の子育てに関わる企業と団体をネットワークでつなぎたい。その構想に関わっているとのことでした。

「鶴見で子育てと思った時、ままっぷさんが浮かびました。」

その言葉が嬉しく、つるみを出て出店したことはなかったのですが、思い切って応募してみました。

応募はしてみたものの、ふだんは地域のお祭りでこども縁日をやるくらいで、出店できる何かを持ち合わせていません。

何を出店したらよいかな?と思案しているうちに、最近知り合った子育て中の人たちのことが頭に浮かんだのです。

その皆さんには共通点がありました。

人に何かを伝えたい!!

それぞれ、子育てに関する様々なことを学び、周りの人たちに伝えたいと活動をしていました。

その知識を集めて聴ける機会を作ったら?
授業のように聞けたらどうだろう?

その時、学校のイメージが湧き、大人も学べる場があると良いのでは?と思ったのです。

その後、Weaveeマルシェへの出店へと奔走しました。

Weaveeマルシェの開催報告はこちらから
https://www.koretsuru263.com/matome/7036/

おとなのがっこう実行委員会が立ち上がった理由

Weaveeマルシェの準備期間中に、鶴見区役所に行く用があり、そこで新たな事業や団体に対して助成金の募集をしていることを知ります。

「ぜひ応募してみたら?」

その言葉に心が動きました。

ままっぷには、助成金をいただいて活動をしている実績があり、申請の手順もよく理解していました。

これを、新しい誰かと一緒に応募できないか?

そう思った時、あるパパの顔が浮かびました。

地域のために何か活動をしたいと思っていること、今、1年間の育休を取っていて、その育休が3月始めで終わることを偶然聞いていました。

「育休の最後に、ひと花咲かせてみませんか?」

実は、彼も同じ助成金に応募できないか?と考えていたことを知り、その偶然に驚きます。そして、是非!と快諾してもらうことができました。

さて、申請書を作る中で大きな問題が持ち上がりました。団体概要書です。

ここに、どの団体名を書くのか?

ままっぷの新規事業として申請するのか?それとも、新規団体を立ち上げ、申請するのか?

元は、ままっぷの新規事業として応募するつもりでしたが、新規団体を立ち上げることもできる事に気づき、思い切って相談してみました。

色んなことを考えて、このタイミングで新規団体『おとなのがっこう実行委員会』を立ち上げることになりました。

応募資料作成から新規団体立ち上げへと膨らみ、思わぬ方向に事は進んでいきました。

委員長として立つことには大きな決断が必要だったと思いますが、引き受けてくれたこと、本当に感謝しています。

その頃、まさにWeaveeマルシェが開催され、怒涛の中、申請資料を仕上げ、月末の締め切り最終日に無事資料を提出できたのでした。

おとなのがっこう、本格始動!!

いよいよ今週末、地域子育て支援拠点 わっくんひろばで、おとなのがっこうのコラボ講座が初開催されます。

=【 イベント詳細 】=
タイトル:物事が上向きになる!ココロとカラダの整え方
日時:6月22日(土)10:00〜11:30
場所:わっくんひろば2階研修室 
住所:鶴見区豊岡町38-4
参加費:無料 ※定員15組

申し込みなど、詳しくはこれつるのこちらの記事をご覧ください。
https://www.koretsuru263.com/manabi/8463/


区役所の助成金は、3月のプレゼン後、審査をしていただき無事に通ることができました。この助成金を活用しながら、つるみで活動をしていきます。

これから、地域に根ざす団体となっていく『おとなのがっこう実行委員会』をどうぞ温かく見守り、応援していただけませんか。

子育てがより楽しく、共に育てあう場となりますように。つるみの子育てがより楽しく豊かでありますようにと心から願って。

執筆:NPO法人つるみままっぷ 代表 今井幸子

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