能登半島支援、この日限り7m大の燈籠「キリコ」特別展示も

 いよいよ今週末9月15日㈰に迫った「第2回つるみ祭りdeフェスティバル」。直前情報として、当日の会場マップを先行公開するとともに、全情報をお届けします。

 鶴見区内の各エリアで行われている大小イベントのほか、地域活動などを一堂に集めることで、地域活性化や顔の見える関係づくりなどを目的とした同企画。

 2回目となる今年は昨年から4団体増え、鶴見区内の各エリアで実施されている13のイベント・活動が参加。キッチンカーは18台が顔を揃えます。

 さらに今年は鶴見区とゆかりの深い能登半島で地震が発生したことを受け、復興支援のための物産ブースを用意。能登地方伝統の燈籠神輿「キリコ」を特別展示するほか、ステージに馬緤キリコ太鼓を招待するなど、鶴見からエールを送る企画もあります。

ステージはバラエティ豊かな9組出演

 ステージには9組が出演。地域に伝わる伝統芸能「生麦囃子保存会」や、区内地区センターなどで長年にわたり活動するゴスペルクワイア「YCCゴスペルラヴァーズ」、地域イベントから誕生したバンド「Namamugi Railroad Crossing」が昨年に続き登場。

 初出演は、花月園からパークダンサーなどを多数輩出するダンススタジオ「W.Dream」、参加型のステージが評判の「紙芝居ゆうことぴっぴ」、全国や世界クラスの選手が活躍する「極真空手横浜東支部」、盛り上がること必至の沖縄音楽「桃原純次とかじぬふぁちっぴらーたい」の4組。バラエティ豊かな鶴見の団体がステージを彩ります。

 ステージMCは、地元ケーブルテレビYOUテレビでもお馴染みのお笑いコンビ「ハンジロウ」が昨年に続き担当。

 今年、結成16年以上の漫才賞レースTHE SECOND~漫才トーナメント~2024で最終8組のグランプリファイナルに進出した勢いを引っさげ、お笑いステージも披露してくれます。

体験に工作、外遊び、子どもの楽しい満載「キッズパーク」

 今年から会場に隣接する「コリア庭園」にも別会場を設置。祭りdeキッズパークとして、鶴見区内5個団から成る「ボーイスカウト鶴見区連絡会」や、同公園や入船公園で野外遊び体験を提供する「つるみプレイパーク」、子育て支援地図を作成する「NPO法人つるみままっぷ」などが、子ども向けの遊びを提供します。

 さらにキッズパークでは、鶴見銀座商店街が子ども向け企画「ちびっこ王国」のミニ版、トモキッズナーサリー鶴見園によるプラバンやスライムづくりなどもあり、ボランティアバルーンアーティスト「まこプー」さんのバルーン配布も行われます。

 参加団体と内容は以下のとおり。
①ボランティアバルーンアーティスト・まこプー/いろんな色のバルーンアートを来場する子供にプレゼント
②ボーイスカウト鶴見区連絡会/
・割ばし鉄砲、ぶんぶんごま、飾り結びなどの簡単な工作
・作ったおもちゃによるゲーム
・鶴見区内5個団のボーイスカウト活動の紹介パネルの展示
・「冒険の森」での野外ゲーム体験(別途実施)
③つるみプレイパーク/雨樋を使ってボールコロコロ遊びと竹で作ったぽっくり
④鶴見銀座商店街「ちびっこ王国」/鶴見大学付属中高・自然科学部によるワークショップ
⑤ユニゲート/
・水鉄砲を使った射的ゲーム
⑥トモキッズナーサリー鶴見園
・プラバンづくり、スライムづくりのワークショップ
⑦NPO法人つるみままっぷ
・みちあそび

※入場無料※混雑により入場を制限する場合あり※数に限りがあるものは開催中に終了する場合もあります

割引付のワードラリー

 昨年好評だった割引付ワードラリーを今年も開催。今年はイベント公式ページも手がける主催の「おもしろくないモノをおもしろくMintomo株式会社」がデジタル化。

 Webブラウザを使用し、会場内に散らばる“謎のコトバ”(QRコード)を集めると、文字数ごとに割引クーポンが獲得でき、該当する一部の出店ブースやキッチンカーで使用できるというもの。

 参加の詳細はイベント公式ページで準備中となっています。

イベント内企画も続々、地域団体のパネル展示も

 イベント内企画ではそのほか、パークセンター内のギャラリースペースで、地域活動団体やボランティア人材バンク「鶴見人ネット」に登録している団体などによるパネル展示を実施。鶴見区内での地域活動にふれる機会にもなります。

 また、うしおだ市ブースでは、15時〜「果物の競り体験」(参加無料※購入は有料)があるほか、出店メンバーによるバンド出演もある生麦de日曜マルシェブースでは、楽器に触ることができる「青空音楽教室」も。

 子どもから大人まで、1日でさまざまな体験を楽しめる仕掛けが満載です。

昨年もあったうしおだ市ブースの競り体験の様子

能登半島支援に物産ブース、矢向小も協力

 明治時代、石川県輪島市から大本山總持寺が移転してきたことをきっかけに、輪島市と鶴見区が友好交流都市協定を結ぶなど、縁の深い能登と鶴見。

 例年、鶴見区内のイベントに石川県人会が協力するなど、現在も交流が継続しているなか、今年元日に発生した能登半島地震を受け、鶴見区内の有志らが立ち上げた鶴見・能登応援プロジェクトが、つるみ祭りdeフェスティバルに初出店します。

 能登半島支援ブースとして、石川県人会メンバー協力のもと、現地から物産を取り寄せ。「買うことが支援」とした物産販売を展開します。

 さらに今回の同ブースには、矢向小学校6年5組の児童も協力。授業で被災地支援を学ぶなか、同プロジェクトとつながり、当日は特別販売スタッフとして店頭や会場内で購入を呼びかけます。

 子どもたちは学習を通し、たくさんの物産品を調査しており、試食を行うなどして当日の販売に向けて準備を進めています。

この日だけ、能登から特別展示にステージ

 その能登からのゲストとして、今回、東京奥能登応援団など有志によるキリコ展示が実現。キリコは、祭りの国とも称される能登地方に伝わる伝統の燈籠で、日本遺産に認定される「キリコ祭り」で担がれます。

 神輿を先導する燈籠で、今回展示されるのは高さ7mのキリコ。なかなかお目にかかれない“大物”を間近で見学することができます。

高さ7mのキリコ。当日は会場で間近に見ることができます(※写真はイメージ、雨天や強風時は中止の場合あり)

 また、この特別展示に合わせ、ステージには、珠洲市より馬緤キリコ太鼓が出演。源義経がこの地に相葉を繋いだとされる馬緤町のキリコ祭りを盛り上げる迫力の太鼓が披露されます。

 馬緤キリコ太鼓の演奏は12時〜と15時35分からの2回を予定。どちらもこの日、この場所だけの特別企画ですので必見です。

数人で一台の太鼓を叩く馬緤キリコ太鼓。笛と鐘の音色も含め、キリコ祭りを盛り上げる(写真は提供)

 イベントは10時〜16時まで。開催時間中は臨時駐車場、臨時駐輪場を開設。詳細はイベント公式ホームページ(こちら)。


最新記事