駒岡・丸忠建工 小学生がごみ処理の大切さ学ぶ ホライゾンジャパンインターナショナルスクール生が工場見学
産業廃棄物のリサイクルなどを手がける丸忠建工㈱(鈴木哲也代表取締役)=鶴見区駒岡2ー13ー7=で5月17日、ホライゾンジャパンインターナショナルスクール=神奈川区=の児童による工場見学が行われ、子どもたちは同社の仕事を通じ、リサイクルの流れや大切さなどを学んだ。
工場見学は今年で3年目の取組。ホライゾンに通う同社・鈴木社長の長女が、同スクール内で海洋ごみの課題解決などに取り組むクラブを立ち上げたことなどをきっかけに実現した。
分別ゲームなどでごみ処理を体感
当日は小学2年生と3年生約40人が、同社駒岡第一中間処理場を訪問。
ごみをプラスチックや可燃物といった種類別に分ける分別ゲームや、重い廃棄物を動かす重機の見学などを通し、実際にごみが処理される様子を体感した。
身近にあるごみを紹介
後半にあった講義では、子どもたちも見慣れた桜木町駅前に落ちているごみや、海に流れ着いたプラスチックごみについて、同社社員が写真を交えながら解説。
コンビニエンスストアで購入した弁当箱は洗って捨てる、プラとペットボトルを分けるといった「家でできること」も紹介した。
子ども目線で「仕事」再認識
また、プラ削減の手法の一つとして、米でできたプラスチック「ライスレジン」にも触れ、同社が製作したライスレジンものさしを披露。子どもたちへのプレゼントとして進呈した。
子どもたちからは「分別後にごみがどう変わるかを知ることができた」「リサイクルの流れがわかった」などと感想があった。
鈴木社長は「子どもたちを受け入れることで、自分たちの気づきになる」とし、担当した宮良実さんは「わかりやすく伝えようと考えた。視点が変わり、自分たちの仕事の大切さを再認識できた」と話した。