鶴見ウチナー国際映画祭 沖縄や南米を中心に、多文化共生など描く9作品を一挙上映 12月21日㈯・22日㈰鶴見区民文化センターサルビアホールで
出演者によるトークやライブも
鶴見に根付く沖縄や南米文化を発信する新企画「鶴見ウチナー国際映画祭」が、12月21日㈯と22日㈰の2日間、鶴見区民文化センターサルビアホールで開かれる。
沖縄や鶴見にゆかりある映画9作品を一挙に楽しめる鶴見ウチナー国際映画祭。両日とも各作品の監督や出演者によるトークショーのほか、三線やお笑いステージ、アーティストライブなどを予定している。
ちむどんどん横浜鶴見プロジェクトが主催
主催は、2年前、鶴見区が舞台地の一つとなったNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の放送をきっかけに、区内の官民学が連携して設立された「ちむどんどん横浜鶴見プロジェクト」。
映画を通じ、沖縄や南米にルーツのある人が多い鶴見区の魅力や文化を発信する企画として新たに創設された。
ゴリさんら来場 チケット販売中
上映作品は、ヒューマンストーリーからコメディ、ドキュメンタリーまでと幅広い9作品。
鶴見を舞台に撮影された作品「だからよ〜鶴見」と「なんでかね〜鶴見」や、ガレッジセールの「ゴリ」こと照屋年之監督作の短編映画「演じる女」などが上映される。
各作品とも、上映前後にゲストを招いた舞台挨拶やトークショーなどがあり、照屋監督と鶴見シリーズに出演するガレッジセールの川田広樹さんらも登壇する。
無料上映と有料上映あり。チケットは大人1000円〜3000円(鶴見区民割引あり)。販売詳細は公式ホームページ(こちら)。
鑑賞券付き「映画祭協賛応援チケット」も
開催にあたり、運営費の協賛を兼ねた「映画祭協賛応援チケット」(10000円)も販売されている。
同チケットは映画祭の好きな作品が鑑賞できるチケット2枚がつき、映画祭全作品の上映前に流れる動画にスペシャルサンクスとして氏名などが記載される特典がつくというもの。
申込期限は12月10日まで。希望の作品とクレジット表記を明記のうえ、㈱リバーストーン・野村さん宛にメール(riverstone.okinawa@gmail.com)。
振込み先はPayPay銀行ビジネス営業部「普通5149062」㈱リバーストーン。
上映作品は以下の通り(敬称略)。
【上映作品とイベント詳細】
■12月21日㈯
▽オープニングイベント
- 時間: 11:00~11:30
- ゲスト:横浜市立獅子ヶ谷小学校3年3組、SOU AZUL(ソウ アズール)
- 概要:映画祭の開幕を祝うセレモニーとして、横浜市立獅子ヶ谷小学校3年3組エイサー組、サンバチーム「SOU AZUL(ソウ アズール)」によるステージ
▽「 鶴見人」
- 時間: 11:30~12:30 ※12:00〜12:20はトークショー
- 料金:無料
- 監督: 小川和也
- ゲスト:小川和也
- 概要: NHKのドキュメンタリー作品なども手がける小川監督が、鶴見に住む人々を描いたドキュメンタリー。多文化共生の街・鶴見の魅力を紹介する。関東大震災発生時のデマにより発生した虐殺から、鶴見に住む朝鮮人を救った大川常吉を題材とした1本と、横浜市で初の国際教室を開き、多文化共生教育の先駆けとも言われる潮田小学校をテーマにした2作品を上映。小川監督によるトークショーもある。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(鶴見人)
▽「HAPPY SANDWICH」
- 時間: 12:40~14:50 ※14:15〜14:40はトークショー
- 料金:1000円(高校生以下500円)
- 監督:岸本司
- ゲスト: 宮里英克(三線奏者、ハイサイ!ウチナータイム!編集長)、山城智二
- 概要: 沖縄北部「やんばる」の自然と文化を背景に、料理人が「神様に捧げるサンドイッチ」を追求する物語。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(HAPPY SANDWICH)
▽10ROOMS
- 時間: 15:10~17:20 ※17:00〜17:20はトークショー
- 料金:1000円(高校生以下500円)
- 監督:山城智仁
- ゲスト: 山城智二(監督・出演)
- 概要: アメリカ軍基地の門前町・沖縄市コザを舞台にした4つのオムニバスストーリー。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(10ROOMS)
▽ファニーズ+FECお笑いライブ
- 時間: 18:00~21:00 ※19:40頃〜トークショー、20:00〜21:00はお笑いライブ
- 料金:3000円(高校生以下1000円)※お笑いライブ含む
- 監督:山城智仁
- 料金: 大人3000円/高校生以下1000円
- 概要: 沖縄のお笑い文化を切り開いた漫才コンビ「ファニーズ」のツッコミ担当・山城達樹。人気絶頂の26歳で生涯を終えた彼の人生を実弟であり芸人の山城智仁が巡るセルフドキュメンタリー。山城監督によるトークショーと、FEC所属芸人によるお笑いライブもある。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(ファニーズ)
■12月22日(日)
▽オキナワ サントス
- 時間: 11:00~12:30 ※12:30〜12:40はトークショー
- 料金:1000円(高校生以下500円)
- 撮影・編集・監督:松林要樹
- ゲスト:安富祖美智江(鶴見在住の日系ブラジル人)
- 概要: 第二次世界大戦前夜から戦時のブラジルにおける日系移民の苦難を描いたドキュメンタリー。戦後70年以上にわたり、長らくタブーとされた「日系移民強制退去事件」。発見された名簿をもとに、ブラジル沖縄県人会の協力を得て、ドキュメンタリー映画監督の松林要樹がその史実を明らかに。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(オキナワ サントス)
▽ハイサイゾンビ+オリジンお笑いライブ
- 時間: 13:10~15:00 ※13:55頃〜14:20は舞台挨拶とお笑いライブ
- 料金:1000円(高校生以下500円)
- 監督:高山創一
- ゲスト:ベンビー(キャスト)/うどんちゃん、ナミキナミキ(オリジン芸人)
- 概要: 自主制作映画サークルをテーマにした沖縄発トロピカルゾンビムービーと、オリジン所属芸人によるライブ
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(ハイサイゾンビ)
▽なんでかね~鶴見+ミニライブ
- 時間: 15:00~17:30 ※15:10〜15:30はトークショーとミニライブ
- 料金:1000円(高校生以下500円)※鶴見区民割引500円
- 監督:渡辺熱
- ゲスト:渡辺熱、川田広樹(ガレッジセール)、奏絵、宮川たま子
- 概要: 沖縄にルーツを持つ鶴見の住民たちが、エイサーを通じて心を繋げるストーリー。奏絵さんによるミニライブもある。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(なんでかね〜鶴見)
▽演じる女
- 時間: 17:50~18:40 ※18:10〜18:40はトークショーと新作映画PR
- 料金:無料 ※開場(17:40)に並んでいる順番で入場
- 監督:照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)
- ゲスト: 照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)、川田広樹(ガレッジセール)、宮川たま子
- 概要: 沖縄・大宜味村を舞台に、高齢で認知症を患った夫・神谷アキラと、親子以上離れた若い妻・好子に隠されたドラマとは…。女優・満島ひかりを主演に迎えた短編映画。上映後には照屋監督と、川ちゃんことガレッジセール相方の川田広樹さん、映画キャストでもある宮川たま子さんによるトークもある。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(演じる女)
▽だからよ~鶴見
- 時間: 19:00~21:00 ※20:20〜21:00はトークショーとミニライブ
- 料金:1000円(高校生以下500円)※鶴見区民割引・エイサー団体所属割引500円
- 監督:渡辺熱
- ゲスト:渡辺熱、川田広樹(ガレッジセール)、奏絵、宮川たま子
- 概要: 沖縄角力大会が開催される鶴見仲通商店街を舞台にした地域密着型ストーリー。鶴見の街で繰り広げられる沖縄角力と恋と仲間の物語。オール鶴見ロケで撮影された第1弾。
●参考:映画祭公式サイト作品紹介(だからよ〜鶴見)
◇ ◇ ◇
※各上映注意事項
※高校生以下・鶴見区民割
高校生以下・鶴見区民割チケットは当日証明書を用意
※未就学児の入場可能。膝上鑑賞の場合入場無料。
※車いす席は購入時に要問い合わせ
【鶴見ウチナー国際映画祭】
■日時:12月21日(土)・22日(日)各日開演11:00 / 終演予定21:00
■会場:横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール(4階ホール)JR鶴見駅東口・京急鶴見駅西口より徒歩2分
■料金:無料上映と有料上映あり。大人1000~3000円(鶴見区民等割引あり)
■問い合わせ:公式サイト(こちら)
■主催:ちむどんどん横浜鶴見プロジェクト