新入学児童が交通安全宣言 鶴見警察署 全国春の交通安全運動でキャンペーン
鶴見駅東口広場で啓発 安協や安管など参加
春の全国交通安全運動の初日となる4月6日、鶴見警察署をはじめとする区内交通関係団体による交通安全啓発キャンペーンが、JR鶴見駅東口の広場周辺で実施された。
キャンペーンは、15日まで実施される春の全国交通安全運動に合わせて企画されたもの。
鶴見警察署のほか、鶴見交通安全協会や鶴見安全運転管理者会、警親会鶴見支部、神奈川県自動車販売店協会などから約30人が参加した。
シンガーソングライターが交通安全ソングも
当日は、新1年生と新2年生になる児童2人が一日警察官に抜擢され、中西実署長が委嘱。児童二人による交通安全宣言では「道路を渡るときは横断歩道をわたります」「道路ではあそびません」などと元気よく声を合わせて誓った。
また、ゲストとしてシンガーソングライターの大山桂佑さんとMARIAさんが登場し、オリジナルの交通安全ソングを披露。音楽で来場者を盛り上げながら啓発を図った。
あいさつに立った中西署長は、特に子どもと自転車の事故防止をポイントに挙げ、「区内の全小学校で順次交通安全教室を実施」「自転車事故の多いエリアを中心に指導や取り締まりを強化」などと対策を語った。
会場には白バイやかつて高速道路で活躍していたというポルシェのパトカーなども展示。参加者は集まった駅利用者らに啓発物を配り、交通安全を呼びかけた。
自転車事故が増加中 新年度子どもも注意を
鶴見警察署交通課によると、昨年鶴見署管内で発生した人身事故件数は626件で、うち自転車は215件と約35%を占める。
子どもが絡む事故は56件で、一昨年比10件増と唯一増加しており、同課は「3月に入り暖かくなり、自転車の事故が増えてきている。新年度は子どもの事故も増加傾向にあるので、気をつけないといけない」と話した。