駒岡・親と子のつどいの広場「こまーま」で一時預かりスタート 子育て中の保護者らリフレッシュに活用も
乳幼児一時預かり 鶴見区内広場では3施設目
駒岡にある横浜市親と子のつどいの広場「こまーま」=横浜市鶴見区駒岡1-23-20=で先ごろ、乳幼児の一時預かりが始まり、周辺の子育て中の親から「預け先の選択肢が広がりありがたい」などと喜びの声が上がっている。
こまーまは、2018年に開所した横浜市親と子のつどいの広場。未就学児を対象に、地域の子育て中の親子が遊びや交流の場を提供する施設で、育児相談などにも対応。
鶴見区内には、こまーまのほか、はなはなひろば(生麦)、Kitsch(馬場)、coron(上末吉)の4カ所がある。
広場での一時預かりは、保育士資格スタッフの人数や年間利用者数といった条件を満たすと開始できるもの。こまーまでは、「未就学児を対象にした広場こそニーズが高い」とし、開所当初から条件を満たせるように取り組み、2月からの事業スタートに至った。
区内でははなはなひろば、Kitschに続く3施設目となる。
こまーま通常利用者が条件
こまーまでの乳幼児一時預かりは、開所日・開所時間内(平日・土曜日9時30分〜16時)のみとなり、初回2時間〜30分単位で利用可能。1日の最大上限は4時間までで、回数は月8回まで。
利用料金は、年間登録料500円、預かり1時間300円(延長料金30分150円)。対象は生後6カ月〜3歳児で、「相互の信頼、理解のため、親子とも施設に慣れていることが必要」とし、通常時にこまーまを5回以上利用したことあることなどを条件に加えている。
ニーズ高い一時預かり 「自由時間のために使って」
2月のスタート時は、キャンセル待ちが出るほどだったという説明会。利用は「妊娠中に検診のため」「学校や幼稚園行事参加のため」といったきょうだい児の預かりのほか、「リフレッシュのため」などが主な理由だ。
約2カ月を終え、「ニーズの高さを感じている」と話すのは、こまーま代表の増田友美さん。「一時預かりは養育者のための事業。リフレッシュはもちろん、きょうだい児の検診や行事ごとなどの数時間に預けられるのは、孤立を防ぎ、子育てのかゆいところに手が届くもの」と意義を説明する。
自身も育児ストレスを経験したという増田さんは「『その日のためにがんばれる』という目標的な使い方もおすすめ。あえてご飯の時間に預けて、日常から一瞬だけ自由になる時間を作るといった使い方もしてほしい」としている。
子育てママら歓迎 慣れている安心感 小回りの良さも◯
こまーま利用者で実際に一時預かりを使っているという近くの保護者は、フリーランスで働いているとしたうえで、「保育園に預けるとなるとちゃんと働く必要があるが、そこまでではないので、空きがあれば預けられるのは使い勝手がいい」と歓迎。また、「慣れているところに預けるのはやはり安心。仕事や溜まった家事などに活用している」と話した。
予約はLINEで可能。4月以降は月に一度、一時預かり説明会・登録会を実施予定で、個別説明も対応していくという。
定員等、詳細は親と子のつどいの広場「こまーま」ホームページ(こちら)または045−633−4868へ。