三ツ池公園にも「自粛要請なし」の春 イベント行わずもキッチンカー増設を予定
パークセンター前で満開となっている大漁桜と修善寺寒桜＝3月9日撮影
「基本的な対策して楽しんで」
花見シーズンが迫るなか、神奈川県はこのほど、県立公園に対して「宴会自粛などの要請は特段なし」などとする通達を行ったことがわかった。
これにより、鶴見区内の県立三ツ池公園にも、コロナ前の花見の風景が戻ってきそうだ。
三ツ池公園によると、今年も例年開花時期に合わせて実施していた「さくらまつりは行わない」としながら、週末のみの配置だったキッチンカーを平日にも増設。1日最大7台を配置する予定とし、「手洗いや密の回避など、基本的な対策をした上で楽しんでもらえれば」と話す。
マスクは政府方針どおり個人の判断で
新型コロナ発生以降、三ツ池公園でも園内での飲食をともなう宴会などについて、自粛要請が続いていた。
通達では「宴会自粛などの要請は特段しない」としたほか、来園者に対し、「距離を空ける」「密集を避ける」「手洗い・消毒」といった基本的な感染防止対策を呼びかける案内の掲示などを指示している。
マスク着用は、政府の方針どおり、3月13日以降は個人の判断となる。
冒険の森に咲く枝垂れ桜＝3月9日撮影
3月25日から平日もキッチンカー 1日最大7台配置も
三ツ池公園は、日本の「さくら名所100選」にも選ばれている名所。2月上旬ごろの寒桜から4月下旬ごろまで、計78品種約1,600本の桜を楽しむことができる。
公園スタッフによると3月9日現在、大漁桜や修善寺寒桜、冒険の森の枝垂れ桜が見ごろとのこと。ソメイヨシノについて、昨年は3月末ごろに満開となったとしたうえ、「このままの髙い気温が続いた場合、1週間ほど早くなる可能性はある」としている。
また、花見シーズンに増設を予定している園内のキッチンカーは、3月25日〜4月9日までは平日も配置。そのうち4月2日までは、パークセンター前と下の池の売店横に、合わせて1日最大7台のキッチンカーが出店する予定だという。
開花状況は公式Twitterを中心に随時更新中。3月16日〜4月15日までは、駐車場料金が平日を含め、普通車1日830円となるため注意が必要だ。
【県立三ツ池公園】
■住所 横浜市鶴見区三ツ池公園1-1
■入園無料
■交通アクセス
◯横浜市営バス
「新横浜駅」から
横浜市営バス6系統、104系統の「鶴見駅西口」行⇒「三ツ池公園北門」下車 徒歩約3分
「JR鶴見駅西口」から
西友前広場向かい側「鶴見駅入口」バス停から横浜市営バス6系統、67系統、104系統の「梶山」行または「新横浜」行⇒「三ツ池公園北門」下車 徒歩約3分
◯臨港バス
「JR鶴見駅西口」から
鶴見駅西口バスターミナル「07系統三ツ池公園」行⇒「公園正門」下車すぐ
■問い合わせ 公園管理事務所045-581-0287（受付時間 8:30～17:00）／公式ホームページ⇒こちら／公式Twitter⇒こちら
