動画で〝啓発漫才〟 自転車盗を防ぐショート動画 鶴見警察署がXアカウントに お笑いコンビ・キラーコンテンツ出演
増加する自転車盗を防ごうと、鶴見警察署(中西実署長)がこのほど啓発動画を作成し、X(旧Twitter)の同署アカウントでの配信を開始した。
動画は40秒ほどのショート動画。鶴見ゆかりのお笑いコンビ・キラーコンテンツが出演し、テンポの良い〝啓発漫才〟で注意を呼びかけている。
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注意を呼びかけるキラーコンテンツの二人(写真は動画より抜粋)
前年比約100件の急増
動画作成のきっかけは自転車盗の急増だ。
鶴見警察署によると、同署管内の自転車盗は、昨年1月1日から12月31日までの1年間で502件発生し、一昨年と比較して94件の増加。手口別の窃盗犯発生件数をみても、「万引き」が前年比13件増、「オートバイ盗」は同17件減などとなっており、自転車盗が突出して増えていることがわかる。
同署生活安全課は「さまざまな要因があるため一概には言えないが、ここまでの急増は珍しい」と話す。
「ツーロック」 動画で意識向上を
作成にあたっては、鶴見署から現状と要望を伝えられたキラーコンテンツが漫才風に仕上げた。
被害の多くが「無施錠のまま」で、マンション、戸建てにかかわらず自宅内での被害も増えていることなどから、2段階施錠の「ツーロック」を促す内容になっている。
被害の年代は30代、40代を中心に、通勤・通学で利用する10代から40代くらいに集中しているとしており、「動画やSNSを使い、啓発対象に届けば」と同署。
「パトロールなどを強化しているが、一人ひとりの意識が重要。『少しの間』『家の敷地内だから』などと過信せず、ツーロックを心がけてほしい」としている。
■鶴見警察署Xアカウント(@4339_police)