鶴見中央の路地裏にある「とも栄鮨」

 鶴見中央の寿司店「とも栄鮨」=横浜市鶴見区鶴見中央2−7−27=の梶朋広さんがこのほど、鶴見区に特化した弁当「鶴見の駅弁 まるごとつるみ弁当」を考案。5月29日から販売が開始された。

さまざまな“魅力”がつまった「鶴見の駅弁 まるごとつるみ弁当」

鶴見の魅力イメージの8品

 この弁当は、食で鶴見をPRしようと、梶さんが発案したもの。名称はフェイスブックで募り、「鶴見の駅弁 まるごとつるみ弁当」に決まったという。

 中身は鶴見区の魅力をイメージした全8品。「煮物」で曹洞宗二大本山の一つ、總持寺の精進料理を表現し、焼き魚と穴子で「生麦魚河岸」、スパムともずくで「沖縄」を表す。

 かしわ(国産の鶏)から「柏手を打つ」ということで、チキンを「鶴見神社」や「潮田神社」に見立て、えのきの天ぷらで鶴見出身のプロレスラー「アントニオ猪木」といったダジャレも盛り込んだ。

 また、沖縄の魅力をイメージしたタコライ酢丼は、寿司店らしく酢飯とまぐろを使用。

 梶さんが防犯寸劇などで振り込め詐欺防止活動に寄与していることから、うずらの卵でウサギをかたどり、「詐欺に気をつけよう」というメッセージも込めた。

かけ紙は、「あえて『らしくない』デザインでインパクトを狙った」とし、まったく関係ない女性のイラストを採用している

目指せ「駅弁大会」

 「“ザ・つるみ”。一食で鶴見がわかる。そんなイメージで考案した。ダジャレのつもりで楽しんでもらえれば」と梶さん。「鶴見の駅弁になるように、駅弁大会も目指したい」と話した。

 事前予約注文で店頭渡し。配達は3個以上から可能。金額は1,100円(税込)。予約・問い合わせは045−501−0318。

そぼろ部分にまぐろ、酢飯を使い、寿司店風にアレンジしたタコライ酢丼

煮物(中央)は大本山總持寺の精進料理をイメージ

焼き魚や穴子で魚河岸、スパムともずくが沖縄など、全品に鶴見の魅力が隠されている


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