1日限定コラボ“ピザ” 老舗パン店「エスプラン」と本格イタリアン「ピーノ」がコラボ 25日10時から販売
「鶴見を盛り上げよう」を合言葉に、鶴見区内の老舗パン店と本格派イタリアンが、1日だけの“限定コラボ”だ。
京急鶴見駅すぐの鶴見銀座商店街にある老舗パン店「エスプラン」と、鶴見中央の本格イタリアン「ピーノ」が、このほどコラボ商品のピザを完成させ、11月25日㈯に限定販売する。
「鶴見を盛り上げたい」とタッグ
完成させたのは、トマトベースのマリナーラソースを使った「マリナーラ・リコッタ」と、イタリアのソーセージ・サルシッチャをシャンピニオンソースと合わせた「サルシッチャ」の2種類。
きっかけは、エスプランオーナーの塩田悠樹さんからの声がけだった。
エスプランは10月、SNS・インスタグラムを利用する人気グルメインフルエンサーらと連携し、神奈川区の肉料理店「肉の宇佐川」とコラボレーションした経験があり、「地域の盛り上げに鶴見のお店とコラボしてみたい」と塩田さんが発案した。
両店はこれまで接点がなかったというが、「鶴見のためという思いで合致した」と声を揃える。
コース料理のみの本格イタリアン
ピーノは、鶴見区役所前の大通りから裏路地に入ったところにある本格イタリアン。
今年10月で開店10周年という節目でもあり、「普段やらないことをやってみたいと思っていた」とオーナーシェフの江頭誉之さん。
「お客様は地元の人たちがほとんど。地域を盛り上げたいという気持ちは同じだった」と語る。
試作にあたっては、エスプランからパン生地5kgの提供を受け、パンに合うものをと頭をひねったという。
実は店舗ではコース料理のみを提供しており、ピザを扱っていないというピーノ。「時間が経っても美味しいもの」として2種類の味に至った。
こだわりの生地で試作
パン生地は北海道産の小麦を麹菌で発酵するなど、エスプランのこだわりがつまる。
「ピザとは違い、もっちりとしていて、噛めば噛むほど甘みが出る」と塩田さん。
たまたま差し入れにもらったエスプランのパンを食べ比べたという江頭さんが、「明らかに違う」と太鼓判を押した生地だった。
11月14日、エスプランであった試作作業。パンの甘みに負けない塩分調整など、試食しながら話し合い、“鶴見コラボ”を完成させた。
2種類の限定ピザ 予約も可能
マリナーラ・リコッタは、イタリアンの定番ともいえるマリナーラソースに、相性のいいリコッタチーズをトッピング。フレッシュトマトがアクセントとなり、風味や食感も楽しめる一品に仕上がっている。
サルシッチャは、イタリアのソーセージである自家製サルシッチャを使ったピザ。オリーブのトッピングと、マッシュルーム、玉ねぎを炒めたあと、さらに白ワインなどで煮込むシャンピニオンソースが決め手となる。
金額はマリナーラ・リコッタ600円、サルシッチャ800円。11月25日㈯エスプラン前で10時から販売開始。
当日は江頭シェフがエスプランの厨房に入り、作りたてが販売される予定。数量限定で無くなり次第終了となる。
予約可能で申し込みはエスプランInstagram(@ esplan_yokohama1952)からDMまたは電話045−501−2147(営業9時〜17時)。
■参考/イタリアンレストラン・ピーノInstagramアカウント(@pino_tsurumi)