ちむどんどんが鶴見に来る前から、地域内外から愛される横浜鶴見の沖縄イベント「ウチナー祭」。8月初旬、主催の実行委員会から3年ぶりとなる入船公園での開催決定の一報が流れてから2カ月、開催日となる11月5日と6日が近づく中、これつる編集部は第2弾となる最新情報を入手した。

下里優太実行委員長(右)が代表を務めるおきなわ物産センターの事務所で実施された会議

 下里実行委員長によると、例年はすでに内容もほぼ確定し第1弾チラシを配布中のタイミングだが、今年はやはりコロナの影響もあり、入船公園での開催を最後まで検討していたことなどにより、8月末あたりから本格的に会議をスタートさせたという。

 29日にあった会議では、申請書類の関係や出店者、設備などを確認。会場の細かなレイアウトはまだまっさらな状況とした。事務局長を務める沖縄企画ユンタクヤの野村拓哉さんは、オンラインなど形を変えて実施した2年を経たことから「設備や申請関係など、思い出しながらなので大変」と話す。

前回同程度の開催規模に あの大御所も出演予定

 第7回となる今年のウチナー祭。規模はコロナ前の2019年と同程度とし、入船公園を全面借り切り、芝生広場、野球場を会場とする。

 気になる出店は、キッチンカー、飲食ブースが40超、物販が20、島ぞうりやシーサー色塗りなどのワークショップ関連をあわせて70ほどになる予定。コロナ前にあった琉装の着付け、エイサー、三線などの体験は接触時間が長くなることを考慮し、今年は見合わせる。

 「ちむどんどんの放送もあってか、自治体やメーカーなど沖縄からの出店が多いが、ステージも含めて今年は原点に戻って地元ゆかりを中心とした構成」と下里さん。

 芝生広場に設置するステージは土日それぞれ9組ずつが出演予定。エイサーは野球場を会場に、各日3団体が計6回の演舞を披露するという。

 出演時間など詳細は近日中解禁となるが、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」にも出演した業界の“超”大御所がステージに登場するとしている。

 詳細は随時ホームページなどで発表される予定だ。

運営費への募金を呼びかけ

 現在、ウチナー祭実行委員会では開催にあたって運営費の募金を実施中。おきなわ物産センター(横浜市鶴見区仲通3-74-14)や沖縄料理ななまかい(横浜市鶴見区鶴見中央1-18-2)、キッチンカーのぱにぱにジュース(lit.link)などに募金箱を設置し、協力を呼びかけている。

【第7回ウチナー祭】  鶴見区内の沖縄ゆかりの店舗や沖縄県からの出店も多数ある祭典。沖縄民謡やエイサーなどステージでは伝統芸能も披露される

■開催日 11月5日㈯・6日㈰  ■会場 入船公園  ■問い合わせ ホームページ

 


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