「生麦事件」テーマに、地元2商店街つなぐ“ホコ天”イベント 「生麦de事件DA」23日に ※雨天時追記あり
「生麦事件の歴史的意味に触れて」
生麦の踏切を挟んだ2商店街の通りを歩行者天国にするイベント「生麦de事件DA!!」が、11月23日、生麦駅前通り商友会と岸谷商栄会で行われる。
日本が近代化に向けて舵を切るきっかけとなった「生麦事件」をテーマにしたイベント。
両商店街のある京急生麦駅は、事件の発生現場や「生麦事件碑」の最寄り駅となっており、「ただ悲惨な出来事としてだけでなく、日本が近代国家になるための重要な出来事だったと知ってほしい」と、両商店街の商店主らを中心に作る有志団体・生麦盛り上げ隊が発案。2019年にスタートした。
コロナ下の2年間は形を変えて実施されていたため、歩行者天国として2商店街を会場にするのは3年ぶりとなる。
薩摩やイギリスにちなんだメニュー 岸谷小学校コラボも
今回も、子どもたちに地域での思い出を作ることを目標に、さまざまな企画を実施。
生麦事件にちなんだ薩摩焼酎の飲み比べやさつまいもを使ったメニュー、イギリスに関連した料理といった飲食のほか、両商店街には物販も合わせて約30のブースが並ぶ。
各ブースには、生麦事件や当時にまつわる豆知識メモを貼り出し、楽しみながら歴史に触れられるように工夫。生麦事件発生から今年で160年となることから、先着160杯限定キリンビール一番搾り100円という企画もある。
また、イベントには岸谷小学校も参加。地域の活性化プロジェクトの発表やSDGsクイズ、生麦のお店紹介マップの配布など、児童が授業の成果を発表する場面もある。
目玉は「プロレス」 特設リングで試合披露 雨天でも決行
今年の目玉は、新企画「商店街deプロレス」。キングペリカン前の特設ステージにリングを設置。レスラーたちが試合を披露し、謎の「生麦仮面」の登場も予定されている。
そのほか、鶴見区内の子育て支援団体・NPO法人つるみままっぷによる「みちあそび」など、幼児から高齢者まで幅広く楽しめる(※11月22日時点で中止)。
入場無料。問い合わせは生麦de事件DAの公式 Facebookまたは公式ホームページ。ステージのタイムスケジュールは以下参照。
雨天時、プロレス以外は横浜信用金庫生麦支店前 岸谷小は旧山陽堂店内で※11月22日追記分
雨天時、プロレスのみ予定通り特設リングで雨中決戦を実施。そのほかの発表は、横浜信用金庫生麦支店前のアーケード下に移動し、岸谷小学校のみ、同支店向かい側の旧山陽堂書店の店内で行われる(金管クラブのみ学校で録音した内容を発表予定)。
「みちあそび」とトヨタモビリティ神奈川による試乗は雨天により中止となる。
なお、タイムスケジュールの変更はない予定。
【第4回生麦de事件DA!! 開催概要】
■開催日時/11月23日(水・祝) 11時〜16時 ■会場/生麦駅前通り商友会、岸谷商栄会 京急生麦駅東西口すぐ