東寺尾ハロウィン開催、地域住民による地域の子どもたちのための、安全でやさしいハロウィン
寺尾小学校の学区にある4つの自治会と団体による東寺尾ハロウィンを、11月2日(土)に開催しました。
あいにくに雨でしたが、思い思いの仮装をした地域の子どもたちが東寺尾の町を練り歩き、にぎやかで楽しい日となりました。
この地域のハロウィンは2020年にはじまり、今年で5年目です。開催のきっかけは新型コロナ感染症の蔓延による行事の自粛でした。神社の夏祭りも地域の盆踊りも感染防止の為に中止となり、多くの子どもたちの楽しみが奪われました。そんな中で地域の自治会の青少年指導員やスポーツ推進委員を中心とする若手たちが、感染に配慮して人の接触をしないイベントとして、夏に神社の境内を会場とした肝試しや、秋に町の自治会館などをお菓子ポイントにするハロウィンを企画しました。
東寺尾ハロウィンに参加するのは、東寺尾第二・第三自治会・東寺尾南部明朗会・荒立自治会の4つの自治会と白幡神社奉賛会、そして寺尾小学校のおやじの会です。それぞれの参加団体は自治会館や神社などをお菓子ポイントとして、子どもたちはそのお菓子ポイントを回ることでお菓子がもらえます。
企画のねらいの一つは、地域のために活動している自治会や団体を知ってもらい、自治会館に来てもらうことです。「お菓子を貰ってよかったね!」ではなく、この地域ことを何となくでも知ってもらうことを狙っています。
安全に開催するために、お菓子ポイントを結ぶ経路を調べ、安全に歩くことができる推奨ルートを決めてマップを作成し、危険なポイントでは自治会やおやじの会と協力して見守りをしました。また、寺尾小学校のスクールゾーン対策協議会でも取り上げてもらい、危険な交差点での見守りに鶴見区役所や鶴見警察署の協力もいただきました。そして、闇雲にイベントが肥大化しないよう、告知も地域の掲示板でひっそりと行っています。
取りまとめているのは「ふるさと寺尾実行委員会」。コロナ感染症の中でイベントを企画したチームが結成した組織で、自治会の若手や寺尾小学校おやじの会のメンバーによって構成されています。コロナ感染症が収まり、その独自活動は縮小していますが、数年ぶりに復活したお祭りや盆踊りなど、東寺尾地域の様々なイベントでの中心的な役割をするようになりました。
しかし東寺尾ハロウィンだけは、この地域に定着し、子どもたちが楽しみにしているので今後も続けることになりそうです。