今年のウチナー祭限定Tシャツに身を包み、PRしてくれた鶴見ウチナー祭実行委員会の2人(右からおきなわ物産センター・下里優太さん、沖縄企画ユンタクヤ・野村拓哉さん)

 鶴見区内に根付く沖縄文化の祭典「鶴見ウチナー祭」が、今週末11月2日㈯と3日㈰、入船公園で開催される。時間はいずれも11時〜17時。

 主催者発表によると、荒天時等の不測の事態(暴風警報、特別警報発令)以外は雨天でも決行となっている(以下内容は天候等により予告なく変更の可能性あり)。

コロナも休まず9回目 “沖縄体感”イベント

 沖縄にルーツのある区民が多い鶴見区で、沖縄の食や音楽といった文化を楽しめるイベントとして、今年で9回目を数える鶴見ウチナー祭。

 今年も2日間実施予定で、芝生の自由広場に設置される飲食、体験、PRブースには、“沖縄”を体感できる80以上のブースが出店。鶴見区からも沖縄や南米関連の飲食店など約20店舗が出店を予定している。

 同じく自由広場のステージには、16組が出演予定。琉球舞踊や三線といった伝統芸能から、沖縄ポップスやお笑いまでが披露される。

 また、昨年に続き「エイサーサミット」と銘打つ野球場ステージでは、区内外から沖縄伝統のエイサー団体が集結。10団体の迫力ある演舞を見ることができる。

今年(2024)の会場図

継承134年の伝統エイサー、きぃやま商店など目玉多数

 エイサーで目玉となるのは、両日登場する沖縄県うるま市のエイサー団体「屋慶名青年会」。ウチナー祭初出演の同団体は、継承134年という歴史を持ちながら、時代に合わせた演舞で“近代エイサーの本流”と呼ばれる人気団体。

 40人が出演予定ということで、「地元でしか披露しない貴重な演舞。ぜひ観てほしい」と主催者は話す。

 さらにステージには、今帰仁(なきじん)から小中高生による現代版組踊「北山の風」が登場。

 2日目の大トリには、NHK「Eテレ」出演でもお馴染みの石垣島出身エンタメバンド・きぃやま商店が出演。2019年開催以来となるウチナー祭を盛り上げる。

参加企画やごみ減量作戦も

 そのほか、今夏、鶴見でMVロケが行われるなど、多くの鶴見区民がかかわったBEGIN・島袋優さんによる『太平洋音頭』を踊る「みんなで踊ろう!太平洋音頭」や、年々参加者が増えている持参した三線をみんなで奏でる「みんなで弾こう!目指せ鶴見1000人三線」といった来場者参加企画も両日行われる。

 イベントでは今年も、お笑い芸人でごみ清掃員のマシンガンズ滝沢秀一さんによる「滝沢ごみクラブ」と連携。昨年は2割減となった排出ごみをさらに減らそうと、今年は生ごみを分解するコンポストのデモ設置などに取り組むとしている。

最新情報は公式サイトで確認を

 天候により予告なく内容が変更となる可能性あり。最新情報は公式サイト(https://www.tsurumi-uchinafes.jp/)を参照。主催者は「個別の問い合わせには対応しかねる。ご理解を」と話している。


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