配布中の冊子

 地域住民らに防災意識を高めてもらおうと、鶴見区内22の郵便局で9月9日から、区内の防災情報をまとめた冊子「防災と暮らしの安心情報」が配布されている。

 取組は、郵便局が地域貢献の一環で3年前から実施しているもの。

 横浜東部エリアからスタートし、一昨年からは市内全域の郵便局に広がった。鶴見区では今年も、9月1日の防災の日などに合わせ、鶴見郵便局を除く区内22局が参加している。

鶴見区がまとめるハザードマップなどを一冊に綴じ込む

行政と連携 備蓄や行動計画なども

 各局50部ほどを配布するという冊子は、市内各区の状況に合わせエリアごとに独自に作成。

 鶴見区では行政などと連携し、「防災」をはじめ、「健康」「暮らし」に関する情報がまとめられている。

 防災面では、鶴見区による「内水」「土砂災害」「洪水」の3種類のハザードマップを綴じ込むほか、災害時の備えについての情報や避難行動を事前に計画する「マイタイムライン」作成シートなどが盛り込まれ、一冊でさまざまな災害に対する情報が得られる内容となっている。

 郵便局によると、配布は各局予定数に達し次第終了とのこと。「今後も自治体などと連携し、地域の方々が安心・安全に生活するための一助となるような取組を進めていく」と話した。

さまざまな種類の対策に関する情報が盛り込まれ、意識を高めるきっかけにもなりそうだ


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