片原COO(左)と内田C.R.O(右)の表敬を受けた渋谷区長(中央)

 サッカーJ2・横浜FCの片原大示郎代表取締役社長COOと内田智也C.R.O(Club Relations Officer)らが、Jリーグ開幕を目前に控えた2月19日、鶴見区の渋谷治雄区長を表敬し、地域貢献活動や区民デーの実施など今後の連携を約束した。

 片原代表らの区長表敬は、今季2024年シーズンから、横浜FCによるホームタウン重点活動エリアに鶴見区が加わったことを受けて実施されたもの。

 横浜FCでは、各区や商店街、自治会などと連携した地域貢献を展開する重点活動エリアを設置している。鶴見区で市内8区目。

ジュニアユースの縁ある土地

 訪問当日の懇談で片原COOは、Jリーグ参入当初からある横浜FC鶴見ジュニアユースについて触れ、「鶴見とは縁があり、実はクラブとして愛着がある土地」と説明。

 渋谷区長は「鶴見区を選んでもらえて有り難い。全力で応援したい」と応えた。

 区内ではこれまでもキャリア教育の一環として、横浜FC所属の外国人選手らによる小学校での授業なども行われており、今後はそうした活動と合わせ、区民デーも実現していく予定。

 渋谷区長は鶴見区が多文化のまちであることを踏まえ、「外国人が増えているエリア。多文化の取組も方向性がマッチしている」と歓迎した。

 片原COOは「サッカーを通じて、コミュニケーションの場の提供など地域に貢献していくことが使命」としたうえ、「特に区民デーの前に中心的に授業などを展開できれば」と構想を語った。

 また、今季でのJ1昇格を目指すチームについて「総合力を上げるために、地域のバックアップは必要になる。ぜひ試合に足を運んでもらえれば」と話した。


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