通行を妨げないように通路を半分にわけて行われた清掃活動

「道の日」啓発で鶴見土木事務所と協力

 JR鶴見駅の東西自由通路で10月25日、鶴見土木事務所協力のもと、(一社)横浜建設業協会鶴見区会(隅田賢一会長)によるボランティア清掃が行われた。

 横浜建設業協会は、災害時の道路の緊急巡回など、横浜市と結ぶ防災協定などをもとにさまざまな活動に取り組む市内建設業で組織される団体。

 鶴見区会でも鶴見土木事務所と連携した防災訓練などを行っている。

コーンで半分にわけ、通行を制限して実施された清掃

 ボランティア清掃は、国交省制定の「道の日」(8月10日)の啓発イベントとして例年実施しているもの。隅田会長によると、20年以上続く同会の恒例行事だという。

 コロナ禍で休止していた清掃は、昨年から夏の暑さ回避などを理由に、「道路ふれあい月間」となる8月から日程を変更。今年も10月に実施となった。

高圧洗浄でほこりなどを流す

デッキブラシにモップ 手作業で感謝込め

 JR鶴見駅の東西をつなぐ自由通路は、橋長約60mの人道橋。管轄するのは横浜市で、鶴見土木事務所によると、水を使った大規模な清掃は同会による清掃のみだという。

 当日は、同会会員22人、鶴見土木事務所16人が参加した。

 作業は通路を半分にわけて実施。高圧洗浄でほこりなどを流したあと、洗剤を使いデッキブラシで磨き、再度水洗いした床面をモップで拭き取り、手すりなどは雑巾がけするという工程を繰り返した。

 清掃活動中、鶴見土木事務所の職員らによる啓発グッズの配布もあった。

デッキブラシで床面をこする会員たち

 会員たちは通路部分のほか、東口側のエレベーター横の階段も清掃。2時間以上をかけ、一年分の汚れを洗い落とした。

 隅田会長は「この清掃は、長年続いている区会の年中行事」としながら、「鶴見区内で建設業を生業とする団体として、区民の安心・安全に寄与できるように、地域への感謝を込めて今後も継続してやっていきたい」と話した。

モップなどを使い水分を取り除く

雑巾がけで仕上げた

東口側のエレベーター横の階段も清掃した


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