鶴見銀座商店街「エスプラン」 グルメインスタグラマーらと“コラボパン”大盛況 4時間で完売
鶴見銀座商店街のパン店・エスプランで10月21日、神奈川区の肉料理店「肉の宇佐川」と人気グルメインフルエンサーの2人とコラボレーションした商品「幻のバーグパン・善兎(ぜんう)」の限定販売が行われ、この日だけの味を求めて両店のファンなどが列を作った。
このコラボレーション企画は、インスタグラムの横浜グルメアカウントでNo.1フォロワー数を誇るインフルエンサーのゆかりさんと、パンに特化したインスタグラムアカウントが人気のインフルエンサー・ふきさんが、それぞれの“推し店”である両店に呼びかけて実現した。
もともと、ふきさんのインスタグラムの師匠であったというゆかりさん。その縁から今回の企画が浮上したという。
ゆかりさんはこれまでも紹介した店舗とコラボ商品を考案した経験があったというが、インスタグラマーとの連携は初の試み。一方のふきさんはすべてが初挑戦だった。
8月から試作 当日は出来立て届ける
エスプランを紹介しようと、ふきさんが同店を訪れたのが半年ほど前のこと。
その後、コラボの話が持ち上がり、4者承諾ののち、8月下旬ごろから試作を重ねていた。
完成したのは、ふきさんが一推しという、炊いたご飯と小麦粉などを加え、麹菌で発酵させたエスプランのご飯パン「善」と、ゆかりさんが推す肉の宇佐川のハンバーグをあわせた「バーグパン」だった。
販売当日は、肉の宇佐川店主が会場となるエスプランを訪問し、厨房で炭焼きハンバーグを調理。焼き上がった善にはさみ、出来立てを販売した。
予定個数完売 「相性バツグン」の声
販売スタッフとして店頭に立ったゆかりさんとふきさんは「当日、本当に買いに来てくれるか不安はあった」と口を揃えたものの、開始30分前から列ができる盛況ぶりに。
終了まで2時間を残した時点で予定個数が完売となった。
肉の宇佐川に通うという横浜市内在住の女性客は「ハンバーグと一緒に食べることで、パンだけどご飯を感じた。相性抜群」と満足げだった。
「その場で焼き、その場でサンドするという味のインパクトに加え、横浜を代表するような二人のインフルエンサーが販売スタッフだったこともインパクト大だった」とエスプランの塩田悠樹社長。
「『今まで気になっていたが行けていなかった』というお客様も多くいて有り難かった」と反響の大きさを喜んだ。
自分が美味しいと思ったものを届けたいと活動しているゆかりさんは「ご飯のお供のような相性だった。食材のマッチも大きく、コラボしたことで2倍の好きを届けられた」と充実した様子。
ふきさんは「4者で同じ目的に向かい行動することが楽しかった。多くの方に喜んでもらえて嬉しかった」と笑顔だった。
■参考/ゆかりさんInstagram(@yukari._yokohama)/ふきさんInstagram(@fuki_kanagwa_pan)