洪人館テコンドー・佐藤妃那子さん(潮田中2年) アジア選手権で銅メダル
洪人館テコンドー=横浜市鶴見区本町通=所属で潮田中学校2年生の佐藤妃那子さんが、9月9日、中東レバノン・ベイルートで開かれた第5回アジアカデットテコンドープムセ選手権に日本代表として出場し、銅メダルに輝いた。
テコンドーは足技が特徴の格闘技。韓国の国技で、組手種目の「キョルギ」がオリンピックの正式競技となっている。
テコンドーの中でも「プムセ」という型の技術を競う種目に取り組む佐藤さん。
昨年の全日本ジュニアテコンドー選手権を制し、今年度の日本代表に選出されていた。アジア選手権には12歳から14歳までのカデット階級で挑んだ。
初挑戦となった昨年のアジア選手権で3位だった佐藤さんは、大会前、「来年こそ優勝と心に決めて練習してきた」とコメント。
雪辱を期し、今選手権に臨んでいた。
昨年の雪辱果たすも悔しさ残る3位
試合では、「周囲からの応援や期待を背にコートに立ち、去年の悔しさをすべて込めてプレーした」とし、昨年0.01ポイント差で破れたフィリピンの選手に勝利。銅メダルとなる3位入賞を果たした。
一方、優勝を狙っていた佐藤さんは点数が出た瞬間について、「喜んでいいか、悔しんでいいかわからなかった」と本音を吐露。
「メダルを獲得できたことは嬉しいが、目標としていた優勝を果たせず申し訳ない気持ちがあった」と振り返りつつ、「表彰台で優勝国の国歌を聴き、自分も一位になって日本の国歌が流れたらと、改めてがんばろうと思いました」と話した。
来年の日本代表目指す
佐藤さんの次の目標は10月29日に行われる全日本選手権。
この大会から15歳から17歳までのジュニア部門に階級が上がるとし、「必ず優勝して2024年度の日本代表になり、来年の世界大会に出て結果を残したい」と決意を語った。