総合学習の一環「生ごみブレン土(ド)プロジェクト」

 鶴見小学校4年5組の児童たちが8月30日、「3R夢(スリム)農園」と名付けられた鶴見警察署横の花壇に、マリーゴールドなど計約150株を植え、街かどに“花”を添えた。

 花壇の整備は、総合的学習の授業の一環として児童たちが取り組む「生ごみブレン土(ド)プロジェクト」によるもの。

 取組は一昨年度から続いており、毎年度クラスを替えながら継続。今年度は4年5組が引き継いだ。

学校で集めた生ごみで肥料を作り、児童たち自ら土壌改良にも取り組んだ花壇

生ごみ集め、土壌改良も

 環境学習を進める児童たちは6月、横浜市資源循環局鶴見事務所の職員から、生ごみから堆肥を作る土壌混合法を学び、学校の花壇やプランターで実践。

 夏休み前には、給食室で集めた野菜の切れ端などで堆肥を作り、3R夢農園の土壌を改良するなど準備を重ねてきた。

市資源循環局鶴見事務所の職員から植え方を教わりながら整備した

 整備当日は、鶴見区役所が用意したマリーゴールド、ベゴニア、ブルーサルビアの3種類48株ずつを植えた。

 子どもたちはみな、真剣な表情で土を掘り、額に汗を流しながら整備していた。

 自分たちが育てた土に花を植えた児童たちは「ようやくきれいになった」と話し、「花壇を見た地域の人たちが喜んでくれたら嬉しい」と笑顔を見せた。

 花壇づくりを見守っていた鶴見警察署生活安全課の梶原裕貴課長は「きれいにしてもらえて有り難い。元気が出ます」と児童たちの取り組みに謝意を示し喜んだ。

自分たちで作った土にひと株ずつ等間隔で植える児童


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