利用者に冊子を配布する社員

 鶴見区内22の郵便局が8月30日から、区内の防災情報をまとめた冊子「防災と暮らしの安心情報」を配布している。

 郵便局が地域貢献の一環として実施する取組。

 一昨年、横浜東部エリアで始まり、昨年から市内全域の郵便局に拡大。鶴見区では今年も、鶴見郵便局を除く区内22局が参加している。

今年度版の冊子

各種ハザードマップ、マイタイムラインなど

 8月30日から9月5日までの防災週間に合わせ、市内各区で独自に冊子を作成。鶴見区は行政と連携し、区が発行している「洪水」「土砂災害」のハザードマップのほか、災害時の避難行動を事前に計画する「マイタイムライン」作成シートを盛り込んだ。

 困ったときの連絡先や災害の備えのチェックリストなどもあり、一冊で災害時に必要な情報がまとめられている。

防災コーナーを展示する横浜馬場郵便局。各局工夫を凝らしているという

あす9月5日まで配布中

 各局100部を配布中。初日となった横浜馬場郵便局では利用者から「ありがたい」といった声も上がった。

 横浜馬場郵便局では防災グッズの紹介コーナーを設けるなど独自に工夫。須藤潤局長は「今年は関東大震災から100年。この冊子で意識を高めてもらえれば」と話した。

 配布はあす9月5日まで。予定数に達し次第終了となる。


最新記事