駅利用者に啓発品を配布する鶴見消防団員

 JR鶴見駅西口モール広場で7月20日、鶴見消防署とキリンビール㈱横浜工場、キリンビバレッジ㈱首都圏統括本部が協力し、熱中症予防を呼びかける活動があった。

 取組は昨年に続く2回目。近年の記録的な猛暑に加え、今年は新型コロナの5類移行にともなう外出機会の増加などもあることから、熱中症リスクが高まっているとして、継続した啓発活動にいたった。

啓発品を渡しながら説明する川村署長(右)

 当日は、鶴見消防署員や鶴見消防団員、キリン社員ら約25人が参加。

 啓発物品として「キリン世界のkitchenから ソルティライチ」がキリンから600本提供され、参加者は「熱中症に気をつけてください」と声をかけながら駅利用者らに配布していた。

 参加したキリンビール㈱横浜工場の藤原義寿工場長は「鶴見で100年近く操業している工場として地域貢献したいという思いがある。キリン製品を飲んで健康に夏を乗り切ってもらえれば嬉しい」と話した。

 活動を終えた鶴見消防署の川村滋署長は、「災害級の暑さ」となった15日からの3連休などに触れ、「もちろん熱中症だけではないが、救急隊を増強しても救急要請が急増している状況」と説明。

 「熱中症予防は一人ひとりの意識が必要。まずは人命を優先して注意してほしい」と呼びかけ、「キリンビール、キリンビバレッジさんの協力のおかげで良い啓発機会になった。今後も連携して取り組んでいきたい」としていた。

 横浜市では、熱中症統計を発表しており、それによると横浜市内で37.3度を記録した18日には53人を搬送。日計が今期最も多くなるなど、15日以降の5日間で180人以上と急増している。

■(参考)横浜市熱中症統計⇒こちら

藤原工場長(左)も笑顔で声をかけながら積極的に広報した


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