鶴見区交通安全対策協議会と江ヶ崎町内会が共催

 神奈川県内で11日から夏の交通事故防止運動が始まったことを受け、鶴見区内の交通関連団体らによる「夏の交通事故防止キャンペーン」が7月15日、新鶴見公園(横浜市鶴見区江ケ崎町2)で行われた。

 キャンペーンは夏休みを前に、交通安全を呼びかける取組として、区内交通関係団体から成る鶴見区交通安全対策協議会と江ヶ崎町内会(黒川治宣会長)が共催。

 鶴見区や鶴見警察署、鶴見交通安全協会、鶴見安全運転管理者会など各団体が参加し、交通事故防止を啓発した。

 黒川会長は、「最近、車も子どもも増えている」と江ヶ崎地域の状況に触れつつ、「もうすぐ夏休み、暑さによる気のゆるみが交通事故につながる。楽しみながら学んでもらえれば」とあいさつ。夏の事故防止を呼びかけた。

キャンペーンを共催した江ヶ崎町内会の黒川会長

臨港バス、クロネコヤマト、ゴミ収集車など集結

 当日は、臨港バス、ヤマト運輸㈱ら民間企業のほか、横浜市資源循環局や鶴見消防署なども協力し、公園内にバスや配達車、ゴミ収集車といった車両を配置。

 各車両の前には周辺の子どもたちが列をなし、死角体験や乗車体験など楽しみながら交通安全について学ぶ姿があった。

 また、会場には事故発生時の衝突体験ができるJAFのシートベルトコンビンサーも登場。スバルによる運転支援システム「アイサイト」の体験会もあった。

臨港バスも乗車体験などを展開

鶴見署管内交通事故 35%が自転車

 鶴見警察署交通課によると、今年1月1日から7月14日現在で鶴見署管内の交通事故発生件数は333件。そのうち自転車が絡む事故は118件で約35%を占めるという。

 昨年同期比でマイナス7件と減少しているが、「鶴見区では圧倒的に自転車が多い状況。特に平坦なエリアは多くなっている」と説明。

 今年春から努力義務が課された自転車乗車時のヘルメット着用については、「頭の怪我は特に命にかかわりやすいので、ヘルメットは必要だが、まだまだ浸透していない。区民の皆さんにも意識してもらいながら、我々もしっかり啓発していかなければ」と話した。

消防署による子ども防火衣の着装体験も人気だった

横浜市資源循環局のごみ収集者も設置。「働く車」の大集合に子どもたちは目を輝かせていた


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