上末吉小児童 「小松菜の良さ知って」 栽培からレシピ開発 スーパーで販促周知も
4月6日までサミットストア南加瀬店に特別コーナー
上末吉小学校5年2組の児童たちがこのほど、授業で学んだ「小松菜」の魅力を広めようと、作成した販促グッズを学校そばにあるスーパーマーケット・サミットストア南加瀬店に届けた。
協力するサミットストア南加瀬店では、3月24日から4月6日まで春休み特別企画と題し、上末吉小児童が作成したポップや食品サンプルなどを飾るコーナーを設置している。
「地産地消」学び 取組スタート
「小松菜広めプロジェクト〜大収穫ハマ菜ブラザーズ〜」と名付けられた取組は、総合的な学習で授業として実施されたもの。
社会科の授業を通し「地産地消」の大切さを学ぶなか、過去に生産量全国一位を獲得したことがあるなど、小松菜が横浜市内で多く育てられていることを知った児童たち。
小松菜の良さがあまり広がっていないと感じたことから学習が始まったという。
考案レシピ 学校給食、弁当店メニューに
子どもたちは手始めに、学校の花壇を使い自分たちの手で種からの生育に挑戦。
魅力を広めるため、小松菜を使ったレシピも考え、「小松菜&ベーコンのおしょうゆちろり〜炒め」を開発した。
レシピ考案の際には、子どもから大人までみんなが美味しく食べられるようにと試行錯誤。塩味や中華だしなど味付けを試し、クラス全員でメニューを作り上げたという。
完成後は、学校給食でも提供。近隣にある弁当店「さいとう食品」で弁当の一部に加えてもらい、商品化も実現させた。
食品サンプル、広報用動画など販促グッズ制作
さらに小松菜の良さを広めようと、サミットストア南加瀬店に協力を依頼。承諾を得た児童たちは、チームごとに開発したレシピの食品サンプルや広報用の動画、紹介音声などを制作。
3月15日、同店を訪れ、作った販促グッズを手渡した。
小松菜のことをあまり知らなかったという児童は、「学習を通し、栄養が満点で小さな子も食べやすいことがわかった。もっと広まればいい」とし、「よく食べるようになった。昨日も食べた」と笑顔を見せた。