ロックで“ユカイ”な人生語る ダイアモンドユカイさんが区民ら魅了 鶴見法人会講演会に登場
地域振興助成事業 交付は15団体に
公益社団法人鶴見法人会(大島正之会長)が主催し、ロックミュージシャンのダイアモンドユカイさんを講師に招いた無料講演会が2月16日、鶴見区民文化センターサルビアホールで開催された。
ユカイさんは、ステージさながらの軽快なトークに加え、「サプライズ」として歌もプレゼント。集まった鶴見区民らを沸かせた。
講演会は、鶴見法人会が社会貢献として、鶴見区内で活動する地域団体等に行う公募型助成制度「地域振興助成事業」の一環で企画されたもの。
当日は講演に先立ち、同会による助成金交付式も実施。今年は、地域の伝統保存団体や子育て支援グループ、お笑い芸人など全15団体=別表=が選ばれ、この日は8団体が壇上で交付を受けた。
ユーモラスにテレビネタ、人生語りも
ダイアモンドユカイさんは、伝説的ロックバンド「RED WARRIORS」のボーカルとして1986年にデビュー。わずか3年の活動で人気絶頂のうちに解散後、「ダイアモンド✡ユカイ」としてソロ活動を開始した。
「人生はユカイにロックンロール」と題し講演したユカイさんは、テレビ番組出演時に話題となった「別居ポップコーン(婚)」ネタを披露。
来場者の心をつかむと、「パパっ子だった」という長女とのエピソードや、公務員家庭の一人っ子がロックミュージシャンになるまでの人生などについて、時にユーモラスに、時にシリアスに語った。
「人生の主役は自分自身」「隣の庭は見ず、自分が楽しむ」 “金言”満載
一冊の本との出会いをターニングポイントに挙げながら、「人生の主役は自分自身さベイビー」「人生イズ修行」など、経験に基づく言葉を来場者に投げかけ、「今日のメッセージとして持って帰って」と話した。
質疑応答の時間には、「音楽を再開したいが、年齢を重ねていく中で心や自分を保つには?」という問いに対し、「楽しいからロックを続けている。それを忘れていない」と回答。
そのうえで「周りを見ると色んな人がいる、隣の庭はきれいだけど、それは見ない。自分が楽しければいい」とまっすぐに答えた。
講演後は観客にサプライズで歌をプレゼント。トイ・ストーリーの日本語版主題歌「きみはともだち」など3曲を歌い上げ、満席の客席を魅了した。