例年点灯式が開かれる馬場町南部自治会館のイルミネーション。上部の星型が手製のシンボルとなっている

「子どもたちへのプレゼント」 1999年からスタート

 星型のイルミネーションでまちをつなぐ企画「スターロード」が、12月1日、今年も馬場や寺尾周辺の地域で始まった。

 スターロードは、「新世紀を迎える子どもたちへ光のプレゼントを」と、1999年から区民有志による企画としてスタートした。

 星型のイルミネーションは、参加する区民らによる手作りで、企画のシンボルとなっている。

 当初は水道みちスターロードとして馬場周辺のみだった明かりは、賛同する個人、店舗や施設など、人づてに年々増加。現在は響橋(めがね橋)の鶴見駅側から馬場方面、獅子ケ谷通りへと広がりを見せている。

お菓子配りにハンドベル 点灯式3年ぶりに

 1日、3年ぶりに馬場町南部自治会館で点灯式が行われ、サンタクロースとトナカイによる恒例の子ども向けお菓子配りも実施。

 飲食は中止としたものの、例年、式に彩りを添えていた地域のハンドベルグループ「グリーンベル」の演奏もあった。

 点灯式には、参加する区民や地域団体の関係者らが出席。

 鶴見区の渋谷治雄区長がカウントダウンに合わせ会場内のイルミネーションにスイッチを入れるなどし点灯を祝った。

 発起人の一人で馬場町南部自治会の宮野昌夫会長は、主催する実行委員会は会長などの役職を置かない純粋な有志で始まったものだとしながら、「本当に皆さんの気持ちでつながり、広がったもの。ありがたい」と謝意を示した。

 また、地域の広がりについては「水道道でも獅子ケ谷通りでもない地域から参加したいという声もあり嬉しい。地域は限定していない。もっと寺尾の山に星が降れば」と話した。

 点灯期間は1月15日まで。毎日の点灯時間は17時〜23時を基本としているが、参加者の裁量で時間は任意となっているという。

渋谷区長(右奥)による点灯式


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