住民が自転車持参で教室

 潮田東部地区自治会連合会による交通イベントが、11月19日に潮田小学校で行われ、事前に募集した交通安全標語コンクールの表彰や自転車教室などがあった。

 潮田東部地区の交通イベントは、鶴見警察署や鶴見区役所とも連携しながら実施。新型コロナ対策で3年ぶりとなったが、今回で10回目を数えた。

 交通安全標語は2014年から始まり、地区内の潮田小、入船小の2校から募集。今年は計23点の中から6作品が選ばれた(表彰作品は以下表参照)。

交通標語で受賞した児童と表彰状を手渡した各団体の代表者

 当日は、地域住民ら150人以上が自転車を持参して参加。警察署員による交通ルールのクイズや、人形を使った交通事故のデモンストレーションのあと、校庭に白線で作られた模擬道路で自転車教室が開かれた。

 自転車教室は、子どもから高齢者まで、実際に自分の自転車に乗り体験。年齢によって違う走る場所や障害物を避けるポイントなどを学んだ。

 幼児を連れた保護者も体験し、「わかってはいるが、守れていないことが多いことが改めてわかった。子どもを乗せる以上は気をつけないといけない。体験して良かった」と話した。 

 あいさつに立った鶴見警察署の片山真署長は「自転車は小回りがきくが、事故で怪我をする確率が高い。今日学んだことを周りにも伝えて気をつけてほしい」と呼びかけ。

 潮田東部地区の小西義秋会長は「平坦な土地なので自転車の利用が多いエリア。事故防止には地道な啓発が大事。来年もできるようにしていきたい」と振り返った。


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