旭小学校児童が鶴見駅西口活性化委員会と連携 バルーンアートで“喜ばせる”体験
学校活性化を目指す中、地域と連携へ
旭小学校で11月14日、鶴見駅西口活性化委員会と連携したバルーンアートの授業があった。
授業は、「学校の活性化」を目標に、総合の授業を学ぶ同校6年3組が参加。
駅前でのイベント開催など「まちの活性化」に取り組む、鶴見駅西口活性化委員会を招きヒントを聞く中で、同会が12月に企画している子ども向けの文化祭イベント「つるみ愛・デザインアートフェスティバル」への協力にも発展。
同フェスの中で、鶴見駅西口の商業施設フーガ2にバルーンのフォトスポットを展示する企画があり、講師・監修として参加するバルーンパフォーマーのキャサリンさんが先生役を務めた。
チームで創作体験 難しさと楽しさ学ぶ
授業当日、児童たちはバルーンアートについてや、キャサリンさんが手がけてきたバルーンによるイベントの装飾事例などを学習。実際に作り方を学び、花などの作品にも挑戦した。
作品づくりでは、クラスを3チームにわけ、オブジェの土台や花といったパーツを協力して制作。
キャサリンさんが実演を交えて解説し、子どもたちは空気の入れ具合やつなぎ合わせなど、助け合いながら完成させていった。
参加した児童たちは「難しかった」「意外にできた」などと口々にしながら、完成した作品を前に充実した表情を浮かべていた。
キャサリンさんは自身の作品を紹介しながら、「頭の中の構想時間も含めると、ものを作ることはとても時間がかかることを知ってほしい。それでも、バルーンは誰かを喜ばせることができる素晴らしい仕事」と、ものづくりの楽しさまで伝授。
益子照正校長は「誰かを喜ばせることの難しさと楽しさを経験させてもらった。机に座ってばかりでなく、実際に体験することは重要。今後の取組にも期待したい」と話した。
有志児童がフォトスポットと作品出品で協力
旭小学校は、12月17日から鶴見駅西口のフーガ2やミナールなどの商業施設内で開かれる「つるみ愛・デザイン・アートフェスティバル」に協力予定。
6年3組の有志児童がバルーンフォトスポットづくりに参加し、全校の有志児童が、おえかき・ぬりえアート子ども作品展に作品を出品する。
同フェスは、コロナ禍で文化祭などの中止や縮小が続く中、子どもたちに創る楽しさや喜びを体験してほしいと行われるもの。鶴見駅西口のモール広場で、周辺の活性化を目的にしたイベント「つるみ愛フェスティバル」を定期開催する鶴見西口活性化委員会が企画している。