「税について考えて」 鶴見税務署ら 税を考える週間で街頭広報
鶴見駅前での街頭広報は3年ぶり
国税庁などが定める「税を考える週間」(11月11日から17日)の初日となる11日、JR鶴見駅の東西改札口周辺で、鶴見税務署(友岡一範署長)と鶴見区内税務関係団体による街頭広報があった。
税を考える週間は、国税庁・国税局・税務署が定めるもの。税務行政への理解促進などを目的に各種広報活動が行われている。
鶴見駅前での街頭広報は、コロナ禍で中止となっており、今回が3年ぶりとなった。
鶴見区納税貯蓄組合連合会、鶴見青色申告会、鶴見法人会ら鶴見区内の税務6団体が協力
当日は、鶴見税務署のほか、税務関係団体となる鶴見区納税貯蓄組合連合会、鶴見青色申告会、(公社)鶴見法人会、東京地方税理士会鶴見支部、横浜小売酒販組合鶴見支部、鶴見間税会の6団体計約30人が参加。
午前と午後の2回にわかれ、東口と西口で駅利用者らに案内チラシなど啓発グッズを手渡した。
デジタル化をアピール インボイス制度は「待ったなし」
鶴見税務署の友岡署長は「関係団体とともに、こうした地域での啓発を行うことは重要」と街頭広報の再開を歓迎。
「確定申告などは、長い待ち時間のなかで会場で対面というイメージが強い」としながら、「かなりデジタル化も進み、今はスマートフォン一台でさまざまな手続きが可能となっている」とアピールした。
また、友岡署長は来年10月から始まる消費税の新たな仕組み「インボイス制度」についても触れ、「事業者の方は原則来年3月までに登録が必要となり、それ以降になると10月の開始時に取引ができなくなる可能性もある。不明点は気軽に相談してほしい」と呼びかけた。