南関東を制し、全国への切符を手にした豊岡オールスターズの選手たち(写真=提供)

 鶴見区内タグラグビークラブ・豊岡土曜タグのトップチーム「豊岡オールスターズ」が、1月12日に開催された第21回全国小学生タグラグビー大会南関東ブロック大会で優勝し、同ブロック第一代表として全国出場を決めた。

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 タグラグビーは、腰につけたタグを取ることをタックルの代わりとし、身体接触を軽減させたラグビー。

 豊岡小学校を拠点に活動する豊岡土曜タグは、豊岡、東台、鶴見、生麦、潮田、平安、旭小学校などから約35人が通っている。

各県の代表チームとの熱戦(写真=提供)

負けられない同県対決

 昨年11月と12月にあった県予選で2連覇を果たし、南関東大会へ駒を進めていた豊岡オールスターズ。

 南関東は神奈川、山梨、長野の3県から代表2チームが出場し、総当たりで全国への切符を争った。

 山梨、長野代表を相手に勝ち星を積み重ねた豊岡は、同じく神奈川代表として出場していた鶴見小学校を拠点とする「鶴見鳳凰」とも対戦。

 2チームが選出される南関東からの全国出場要件が、今年から「優勝チーム」と「優勝チーム以外の県の上位チーム」となったことから、互いに負けられない大一番となった。

ライバル「鶴見鳳凰」を撃破

 ここ数年、ともに県、南関東のトップを争い、昨年は両チームとも全国出場を果たすなど、ライバルとして競い合ってきた2チーム。

 県予選では引き分けという拮抗した実力の通り、最後の大一番も一進一退の攻防が繰り広げられる中、残り1分で豊岡が勝ち越しトライを奪取。5戦全勝で全国への道をたぐり寄せた。

 豊岡オールスターズは2006年の創部以来、南関東大会初優勝。鶴見鳳凰は準優勝となったが、大会規則により全国へは出場できず涙をのんだ。

選手たちはこれまでの練習で積み重ねた持てる力を出し切った(写真=提供)

8人の精鋭 全国での活躍誓う

 全国大会には各ブロックから代表30チームが集結。選手らはこれまで戦ったチームの思いも背負い、2月23日と24日、全国の舞台での活躍を誓う。

 南関東大会を勝ち抜いた選手8人からのコメントは以下の通り(敬称略・順不同)。

【選手コメント】

▽黒木雄大(キャプテン・潮田小学校6年)
「まずは南関東大会でみんなで優勝することができてとても嬉しいです。全国大会は僕にとって夢の舞台なので、負けたチームの子達の想いに恥じないように、そして、いつも通りのプレーをいつも通りにできるように、みんなで盛り上げて全力で楽しんで頑張りたいです!」

▽吉成啓友己(副キャプテン・東台小学校6年)
「ここまでこれたのは、コーチ陣、応援して下さった皆さま、そして何より一緒に戦ってきてくれたチームメイトのみんなのおかげです。全国大会では、みんなで全力で楽しくプレーしていきます」

▽大塚励(鶴見小学校6年)
「南関東で勝ち上がり、全国に出場できてほんとに嬉しいです。6年間の思い出、やってきたことをベストをつくして悔いのないように最後にやりきりたいです」

▽佐藤詠太(東台小学校6年)
「最初で最後の全国大会なので、一試合一試合を思いきりプレーし、また、プレーに負けないぐらい声を出し続けていきたいです」

▽中田斗真(東台小学校6年)
「チーム目標であった全国大会出場を叶えられて嬉しいです。これまで支えてくださった方々への感謝を忘れず、全国大会を楽しみたいです」

▽栗原陸(豊岡小学校5年)
「南関東で優勝出来て嬉しかったです。全国では今までやってきたことを発揮し全力でプレーしたいです」

▽灘辺敬太朗(生麦小学校5年)
「何も分からなかった自分に指導してくれたコーチ、何度もアドバイスしてくれた6年に感謝の気持ちでいっぱいです。全国大会ではチームみんなで全力でプレーしたいです」

▽灘辺爽太朗(生麦小学校5年)
「全国に行ける事が夢のようです。コーチ、チームのみんなありがとうございます。自分の力を出しつくして全国にいる強いチームと戦いたいです」


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