「子どもたちが目指す夢の一つに」とスターとしたそーらんフェス。今年、会場の鶴見銀座商店街の舗装が改修されたこともあり、5年ぶりに屋外会場での開催となった

区民ら有志実行委員会が主催

 ソーラン節の出来栄えなどを競う小学生対象の大会企画「鶴見そーらんフェスティバル」が、11月9日、京急鶴見駅そばの鶴見銀座商店街(愛称ベルロードつるみ)で行われた。大会は計5チームが練習してきた成果を披露。大接戦の末、鶴見小学校のチーム「鶴小グリーン」が最優秀賞に輝いた。

 鶴見そーらんフェスティバルは、区民ら有志による実行委員会が主催し15回目。今年はコロナ禍の対策で実施していた動画審査方式を終了し、5年ぶりに鶴見銀座商店街での野外開催となった。

揃いのハッピで踊る鶴小児童。

全5チーム、こだわりの演技披露

 小学校の運動会などでも取り組まれているソーラン節の曲に合わせ、「技術」や「一体感」「元気の良さ」などの6項目を採点し順位を競う同フェス。

 今年は、いずれも6年生で、鶴見小学校から「鶴小レッド」「鶴小イエロー」「鶴小ブルー」「鶴小グリーン」の4チームと、新鶴見小学校6年4組「チームユナイト」の5チームが出場した。

優秀賞を獲得したTeam Unite(チームユナイト)の演技。手作りの衣装をまとい、オリジナルの振り付けや演技で会場をわかせた

 各チームとも一体感や声の大きさなど、こだわりのポイントを精一杯表現。

 「この日のために」と思いを込めた演技に、商店街会場に集まった観客から大きな拍手がわきおこっていた。

観客を魅了したダイナミックな演技

「一生懸命に感動」

 当日の審査員は、テーマパークダンサーなどを養成する花月総持寺駅前のダンススタジオ・W.Dream(ダブルドリーム)の講師・WAKAKOさん、鶴見駅西口のストリートダンススタジオ・WAAAPSのオーナー・SHOWRINさんらが参加。

 白熱した大会にふさわしく、予定の審査時間を越えて難航するなか、鶴小グリーンが最優秀賞を獲得した。

 鶴小グリーンのメンバーは「他のチームの表現力がすごく、全体的にレベルが高かったが、最優秀になれて嬉しかった」とコメント。参加児童からも「悔しい結果だったが、練習してきた成果が出せて楽しかった」と声が上がっていた。

 審査委員長のWAKAKOさんは「やはり目の前での演技はとても楽しかった。それぞれのチームが一生懸命練習してきた成果が出ていた。子どもたちのダンスに感動した」と話した。

最優秀賞となり、“アンコール”の演技を披露した鶴小グリーン

 大会結果は以下の通り。

【第15回鶴見そーらんフェスティバル結果】

▽最優秀賞=鶴小グリーン

▽優秀賞=Team Unite(チームユナイト)

▽審査委員長賞=鶴小レッド

▽敢闘賞=鶴小ブルー

▽特別賞=鶴小イエロー


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