車輪をつけたやかんでストライクを狙うやかんボーリング

20年近く続く恒例行事

 豊岡小学校で先ごろ、体や頭を使いながら競技をこなすイベント「豊小番付」が行われ、80人の児童たちが体験を楽しんだ。

 豊小番付は、同校の保護者から成る「豊岡小学校お父さんの会」(太田晋介運営委員長)が主催する企画。コロナ禍で休止はあったものの、20年近く続く人気の恒例行事だ。

走りながらボタンを押し、落ちてくるボールにさわる距離を競うショットガンタッチ。“本家”顔負けの装置が長く受け継がれているという

父たち手製の9種目

 「子どもたちに普段できない体験を」と、人気テレビ番組をもとにしたイベントでは、お父さんたちが仕事で培ってきた知識や技術なども動員しながら種目を考案。

 今年は段ボールで作ったキャタピラー競争や、車輪をつけたやかんでペットボトルを倒すやかんボーリングなどの体を使う競技のほか、数字を記憶するブレインパニック、運だめしといった頭を使う競技など、手作りで9つの種目を用意した。

金メダル目指し真剣勝負

 当日は体育館と校庭、図工室などに各種目を配置。参加した80人の児童たちがグループにわかれ、順番に競技をこなした。

 児童たちは金メダル獲得を目指し、みな真剣な顔で競技に挑戦。結果に一喜一憂しながら、「できないと悔しいけど楽しい」「全部楽しかった」と笑顔を見せていた。

 主催した豊岡小学校お父さんの会・運営委員長の太田さんは「子どもたちが楽しみにしている。先輩たちから受け継がれてきたもの。準備など大変だが笑顔が何より」と話した。

校庭ではサッカーゴールにブルーシートで点数の的を作ったキックターゲット(写真)のほか、パターベースボールもあった

一つだけ抜ける紐をつかむ「運」を試す種目。結果に大はしゃぎする姿があった


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