「鶴見・能登応援プロジェクト」 区内有志らが立ち上げ 5月18日三ツ池公園フェスティバルで能登物産を販売
友好交流都市の縁
横浜鶴見から能登半島の復興支援を――
鶴見区内の有志企業や団体などによる「鶴見・能登応援プロジェクト」がこのほど立ち上がり、5月18日㈯、県立三ツ池公園で開かれる三ツ池公園フェスティバル内で、能登の特産品販売を実施する。
鶴見・能登応援プロジェクトは、元日の能登半島地震の発生を受け、鶴見区の友好交流都市である石川県輪島市を中心に能登半島の復興を応援しようと、区内有志により発足したもの。
きっかけは、3月に行われた区内の地域団体や企業などが多数参加する鶴見「観光ネットワーク」づくり交流会。
同交流会には、友好交流都市の縁で以前から石川県人会東京輪島会のメンバーらが参加しており、現状などを聞くなか、「鶴見から復興を応援したい」とプロジェクト発足にいたった。
仕入れは石川県人会が協力
当日販売される能登の特産品は、石川県人会東京輪島会の協力のもと仕入れた商品ばかり。
プロジェクトメンバーの一人で、地方の特産品販売なども手がける佃野町の合同会社ふくわらい代表の木村郁子さんは「生産者の中には製造工場が壊れた方や断水で二次避難された方もいて、まだ生産は安定していない。商品を買うことで、生産者の現金収入につなげ、ひいては能登の応援につなげられれば」と話す。
販売されるのは、「いしり」「干しほたるいか」「能登の塩クッキー」「輪島塩柚子ドリンク」「能登応援刻印どらやき」「天狗舞山廃仕込純米酒」「輪島塗の箸」など計約20品(=以下写真で一部紹介)。
輪島市や珠洲市、七尾市、能登町などの生産者や事業者から仕入れた商品が並ぶ。
売上は被災地へ 6月にチャリティー上映会も
同プロジェクトは6月にも活動第2弾として、「能登杜氏四天王」と呼ばれる能登半島の酒造りの職人たちを追ったドキュメンタリー映画『一献の系譜』のチャリティー上映会も企画しており、三ツ池フェスでの売上は、上映会での売上と合わせて被災地に寄付する予定としている。
三ツ池公園フェスティバルは9時30分〜16時まで。イベント全体の詳細は関連記事=「三ツ池公園フェスティバル5月18日㈯に 鶴見区グルメや体験など約60ブース 環境啓発のリサイクル回収も」を参照。
鶴見・能登応援プロジェクトの参加メンバーは以下のとおり。
▽合同会社ふくわらい▽魚春ととや▽㈱木曽屋▽つくる街プロジェクトSOUP▽アート工房にゃんまるず▽鶴見区特化型ポータルサイトこれつる〜日日是つるみ〜編集部