鶴見警察署管内 自転車事故発生件数 横浜市内“ワースト1”を更新中 「大半はルールとマナーで防げる事故」
自転車マナーアップ強化月間 注意を呼びかけ
鶴見警察署管内の自転車事故発生件数が、横浜市内ワーストを更新中だ。5月は神奈川県の「自転車マナーアップ強化月間」ということもあり、鶴見警察署が一層の注意を呼びかけている。
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鶴見警察署によると、区内の昨年1年間の人身事故発生件数は626件で、うち自転車事故は全体の35%を占める215件発生。
これは横浜市内でワースト1位(2位=港北区174件、3位=金沢区167件)、神奈川県下54署中でもワースト6位という結果だったが、今年に入っても1月1日〜5月9日現在で横浜市内ワースト1位と不名誉な“記録”を更新している状況にあるという。
「20〜50代」「平坦」「通学・通勤」が多い傾向
今年1月1日〜5月9日現在の鶴見区内自転車事故発生件数は57件で、全人身事故発生件数191件中の3割を下回っているものの、依然として多い状況。
傾向として、年代は20〜50代の社会人が目立ち、エリアでは鶴見中央や矢向、駒岡など区内でも平坦なエリアに集中しているという。時間帯では16時〜18時、8時〜10時が多く、通学・通勤時にあたっている。
また、半数くらいが裏道とされる住宅街で発生しており、出会い頭が多いという。鶴見警察署交通課は、「一時停止や左右確認など、ルールやマナーを守れば防げた事故がほとんど。一人ひとりがしっかりと自覚をもってほしい」と話している。