“走る目”で鶴見区の安全・安心守る 鶴見安全運転管理者会と鶴見警察署がドライブレコーダー映像提供で協定
鶴見安全運転管理者会(山谷朋彦会長)と鶴見警察署(飯塚博史署長)が2月16日、ドライブレコーダー映像の情報提供に関する協定を締結した。今後は鶴見区内に“走る目”が増えることになり、「事故や事件の早期解決に非常に有効」と鶴見警察署は期待を寄せる。
協定は、事故や事件などの捜査時、鶴見警察署からの要請に対し、同会加盟会員が所有する車両に搭載されたドライブレコーダーの映像情報を提供するというもの。
ドラレコ搭載車は2千台超
安全運転管理者は道交法をもとに、一定数の自動車を保有する事業所に設置が求められている制度。鶴見安全運転管理者会は区内の加盟206社の管理者が集まり、鶴見警察署などとともに区内の交通安全啓発に寄与している。
同会によると、2023年末現在、会員206社の保有台数は3106台に上っており、うち7割ほどにドライブレコーダーが搭載されているという。
山谷会長は「鶴見警察署管内から交通事故を1件でも減らすのが当会の目的。それに一致する」と協定締結の意義について言及。「ドライブレコーダーの映像が活用されている報道をよく見かけるようになった。少しでも役に立てれば」と話した。
締結を終えた飯塚署長は「防犯カメラは捜査に欠かせないものになっている」としたうえで、「今回の協力により、網の目のようにきめ細かく“目”があるということになり、安全に厚みが増す」と謝意を示した。