タグラグビー 鶴見区内2チームが全国出場の快挙 鶴見タグラグビー・鶴見鳳凰が南関東制覇 豊岡が準優勝で第2代表に
ともに切磋琢磨してきた鶴見区内を拠点に活動するタグラグビーチーム2チームが、2月24日と25日の2日間、熊谷ラグビー場で行われる全国大会に出場する。
第20回全国小学生タグラグビー大会南関東ブロック大会が1月14日、山梨県で開かれ、鶴見小学校をホームとする鶴見タグラグビークラブのトップチーム「鶴見鳳凰」が優勝。第1代表として全国への切符を手にした。
第2代表は、同南関東大会で準優勝となった豊岡小学校を拠点とする豊岡土曜タグのトップチーム「豊岡オールスターズ」。同一県内からの全国出場は初めてとなる。
南関東大会は、神奈川県、山梨県、長野県の3県から、県予選の成績をもとに推薦された各県2チームが出場。
総当たりのリーグ戦で勝敗を決し、全国への推薦枠を競った。
県予選のリベンジ目標に競り勝つ
昨年11月の県予選では豊岡オールスターズに引き分けたものの、得失点差により準優勝だった鶴見鳳凰。今年度は豊岡を最大のライバルと目してきたとおり、「この2カ月、勝ち切ることだけを考えていた」とチーム一丸で雪辱に燃えていた。
南関東の天王山となった鶴見鳳凰対豊岡オールスターズ戦は全5試合中の第3試合。
久島拓也ヘッドコーチ(HC)によると、試合前時点の得失点差で、勝たなければ優勝はないという状況だったという。
「今年度一番の集中力だった」と久島HCが称えたとおり、選手たちは重ねてきた対策や練習の成果を発揮。3対2で接戦を勝ち切り、勢いのまま全勝優勝を果たした。
選手たちは「優勝できて本当に嬉しい」と声を揃え、「全国でも一戦一戦を大切に全勝したい」と意気込みを語った。
最後まで戦う姿勢貫き全国へ
一方、県大会優勝から南関東制覇を狙うも、一歩及ばなかった豊岡オールスターズ。
過去、同一県内からの全国出場はなかったため、鶴見鳳凰との直接対決を終えた時点では、全員が諦めかけていたという。
それでもメンバー同士で鼓舞しあい、残り2試合をしっかり勝ち切った結果、ジンクスを打ち破り第2代表の座を射止めた。
選手らは「正直悔しいが、全国では全勝を目指す」と決意を新たにしていた。
◇ ◇ ◇
編集部に寄せられた両チーム選手たちのコメントは以下の通り(原文ママ・順不同・敬称略)。
【鶴見タグラグビー・鶴見鳳凰】
■キャプテン・加藤 じゅん平(鶴見小6年)
「全員が心をひとつにして一戦一戦挑めたので、南関東ブロック大
■加藤 恵麻(鶴見小学校6年)
「神奈川県大会では得失点で準優勝だったで、南関東ブロック大会
■高嶺 悟志(鶴見小学校6年)
「南関東ブロック大会で優勝をするためにたくさんの練習を積んで
■寺本 美緒(鶴見小学校6年)
「南関東ブロック大会での優勝を目指して練習をしてきたので、優
■樽邉 里莉亜(鶴見小学校6年)
「南関東ブロック大会や全国大会のために一生懸命頑張ってきまし
■清 光凪美(鶴見小学校6年)
「体調不良で南関東ブロック大会には出場できなかったけど、鳳凰
■山田 晟太郎(鶴見小学校6年)
「11月の神奈川県予選大会では得失点差で準優勝でしたが、南関東
■HC・久島 拓也
「南関東ブロック大会の会場には、多くの選手や保護者の皆様が応
【豊岡土曜タグ・豊岡オールスターズ】
■キャプテン・横山 太雅(生麦小学校6年)
「楽しむことを意識した。そしたら、最後の試合でいいプレーもできた。第2代表というのは、正直悔しい気持ちもありましたが、全国ではチームの目標である全国全勝を目指してがんばりたい!」
■副キャプテン・新田 暁人(豊岡小学校6年)
「鶴見に1点差と競り負けて、すごく悔しかったけど、コーチに『最後の試合は、帰った時にあの試合良かったねと言えるようにしよう』と言われ、思いっきりいいプレーができるようにしました。準優勝だったけど、全国大会に行くことができてとても嬉しいです」
■ゲームキャプテン・阿部 聡希(東台小学校6年)
「かっちゃんに何時何分まで凹んでいいと言われて、気持ちが切り替えられた。悔しかったけど、全国全勝。ロータリーカップで勝つ」
■コーチ・佐藤 允彦
「準優勝という形だが、4月に選手達が決めた『全国大会・全勝』という目標にまた一歩前進出来た事がとても嬉しい。一年間練習してきたプレースタイルを全国大会でもやり切る事が出来れば結果はついてくると信じているので、コーチ・保護者・全部員で選手達がやりきれるように盛り上げていきたい」