架空請求詐欺防ぐ 従業員らお手柄 鶴見区内セブン−イレブン2店舗に鶴見警察署感謝状
高額のグーグルプレイカード求め
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、セブン-イレブン横浜鶴見中央三丁目店、セブン−イレブン鶴見市場東中店の2店舗と従業員に対し4月26日、鶴見警察署(飯塚博史署長)から感謝状が贈られた。
セブン−イレブン横浜鶴見中央三丁目店では1日、携帯電話を閲覧中、「トロイの木馬」というウイルスに感染したとして、高額のグーグルプレイカードを求めて75歳男性が来店。不審に思った従業員の菅原徳明さんが適切に対応し、詐欺被害を防止した。
80代男性、PCがウイルス感染と警告画面で騙され
セブン−イレブン鶴見市場東中店では8日、同様にグーグルプレイカードを購入しようとした81歳男性に従業員が応対した。
5万円分という金額から不審に思い理由を聞くと、自宅のパソコンがウイルスに感染したと警告画面が現れ、記載の電話番号にかけるように指示があったと説明したため詐欺と確信。店舗にいた社員と連携し、被害を未然に防いだ。
昨年比5件増 被害額6600万円超
鶴見警察署によると、今年1月1日から4月25日現在、鶴見署管内での振り込め詐欺等の特殊詐欺発生件数は27件。昨年同期比で5件増加しており、被害額は6600万円を超えている。
同署生活安全課は、「どれか一つというわけではなく、オレオレや還付金、架空請求、キャッシュカードすり替えなど、さまざまな手口が横行している」として、注意を呼びかけた。
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