参道入口に設置された看板

第一弾イベント5月6日に

 JR鶴見駅西口そばにある大本山總持寺が、来年4月に迎える「太祖・瑩山禅師700回大遠忌」への機運を高めようと、参道や境内に瑩山禅師を描いた案内看板や、のぼり100本などを設置した。

 大本山總持寺によると、今年度から来年度にかけ、年間を通じてさまざまな特別企画を用意するとしており、第一弾として5月6日、同寺大駐車場でイベント「總持寺ひかりの誓願〜夜空に願いを、灯りに未来を〜」を実施する。

開祖ら供養の大遠忌 50年ごとに特別法要

 遠忌は、50回忌、100回忌など、亡くなった人を供養する法要をさし、大遠忌は各宗派を開いた開祖などを供養する特別な法要が実施されることが多い。

 曹洞宗では、二大本山となる福井県・永平寺を開いた道元禅師と、總持寺を開いた瑩山禅師、そしてそれぞれの弟子にあたり、二祖と呼ばれる永平寺・懐奘禅師、總持寺・峨山禅師の4人に対し、没後50年ごとに大遠忌法要を行っている。

長さ3.6mという特注ののぼり

今年4月から特別な取組が続々

 總持寺では、2015年に二祖・峨山韶碩(がさんじょうせき)禅師の650回大遠忌を奉修。2024年4月に開祖・瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師の700回大遠忌を迎える。

 それに合わせ、一年前となる今年4月から特別企画などさまざまな取組を開始。

 總持寺公式ホームページ、パンフレットを大遠忌のメインビジュアルにリニューアルし、参道入口には約5.5m×2.4m大の看板を設置。

 参道から境内にかけ、長さ3.6mののぼり100本を掲げるなど大遠忌への雰囲気を高めている。

参道の両脇をかざるのぼり

ランタンを夜空に 体験型イベント

 總持寺によると、取組のシンボル施策として、瑩山禅師の教えを体現する「体験型のイベント」を順次開催予定。

 第一弾として、5月6日12時〜20時まで、心願成就の祈祷とともにランタンを夜空に飛ばす企画「總持寺ひかりの誓願〜夜空に願いを、灯りに未来を〜」を開催する。

 当日は、フードコーナーやステージパフォーマンスなどもあるほか、本番当日のみの数量限定でオリジナル御朱印帳も販売される。

 ランタンは有料チケット制。イベント詳細は販売サイト(こちら)又は曹洞宗大本山總持寺ホームページ(こちら)を参照。

オリジナル御朱印帳


最新記事