犬好き集まり地域貢献 「つるみ犬部」 部員募集中
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「犬好きはもちろん、犬を飼っていない人ともつながって地域貢献を」
鶴見区内に犬の散歩をしながらゴミ拾いやパトロールを行っている団体がある。今春設立された区民グループ「つるみ犬部」(茂手木雅也代表)だ。設立から約半年、活動の様子を聞いた。
「ペット防災を」「保護活動を」…スタートはそうした犬好き同士の会話からだった。防災関係は顔の見える関係が必要と、「まずは犬を飼っている人たちで団体を立ち上げてから」と設立にいたったのが犬部だった。
東京都板橋区を拠点に、犬好きのボランティグループとして活動している“先輩”、「いたばし犬部」を参考に、直接話を聞くなどしながら区民有志らが立ち上げた。
部員100人超 散歩ごみ拾い、防災セミナーなど実施中
周知は、地域の町会掲示板やSNSなど。入部はLINEでの登録制で現在部員は100人を超える。目的は飼い主のマナー向上や公園清掃、防犯など多岐にわたる。
「フンの始末など、一部でもマナー違反があると犬好き全体の心象が悪くなってしまう。マナー向上も啓発しながら、色々と活動できれば」と茂手木さんは説明する。
現在実施している活動は、散歩しながら清掃する「お散歩ごみ拾い」、そのごみ拾いをしながらの「わんわんパトロール」、ペット防災に関するセミナーのほか、オンラインでの犬種別交流なども行っている。
部員らによると、暑い夏場を過ぎ、秋以降は活動を深めていくとしている。「定期で参加してくれている高齢者の方もいる。LINE登録が難しい人でも気軽に参加してもらえるようにしたい」と部員ら。
入部はいつでも可能。犬好きなら犬を飼っていなくても入部できる。茂手木さんは「移動版の「子ども110番」など、犬を飼っているからこそできることを考えながら、飼っていない人たちとも協力してまちに貢献できれば」と話している。