【ハマさんぽ】vol.1 馬場周辺を〝ごちそう〟片手にひと歩き 「ほっこり感」満点の和風庭園でリフレッシュ
朝晩はまだ冷えるものの、日によっては春っぽさを感じるこの頃。1月末というのに3月の気配が漂う温かさに、思わず寄り道したい気分に。
「ハマさんぽ」と名付けたこのコーナーでは、取材の合間に見た鶴見区内の街角をブログ的にご紹介します。筆者の主観が入った散文的な内容になりますのでご留意のうえお読みください。
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朝の天気予報で桜が開花するくらいの気温と言っていた1月末のある日。
朝から「とある依頼」で進めている区内の取材調査の一環で、多世代交流の居場所として馬場西部自治会館で開かれている「ほっとカフェ馬場」さんを訪問しました。
こちら本編とは関係ないですが、「ほっとカフェ馬場」さんは、地域住民有志による居場所づくりとしてコロナ前より実施されていて、小さい子から高齢者まで誰でも参加可能だとか。
参加費は100円でコーヒー付き(なんと、おかわり自由!)。主に高齢の方が多いようですが、乳幼児などの子ども連れも時折訪れるとのこと。2階は20畳ほどのスペースで、おもちゃはないものの、子どもたちが走り回ったりしてもOKのようです。
お昼はパン工房椎の実さんで購入
取材後、次の時間も間もなくでしたが、天気のよさにつられて寄り道を決意した筆者。
ちょうどお昼に近かったこともあり、会館の隣にあるパン工房「椎の実」さんでパンを購入。こちらのお店は溶岩窯で焼き上げたパンが特徴で、目移りするほど種類も豊富です(特にアポなし&店内混雑のため写真はやめておきました。悪しからず)。
絶対に多いとわかっていながら、迷ったあげくに4つも買ってしまいました(5個目を取りかけたことはここだけの秘密)。
馬場の赤門に寄り道
ごちそうを片手に途中立ち寄ったのは、馬場の赤門。椎の実からは5分ほどの距離だ。
ここは、横浜市の歴史的建造物に認定されている施設。澤野家長屋門が正式名称で、江戸時代末期、周辺の4カ村(東寺尾、北寺尾、西寺尾、馬場)の総代名主を務め、名字帯刀を許された澤野家の門です。
最初の門は1855年(安政2)ごろの建築とされていますが、現在の門は1988年(昭和63)に再建されたものです。
ちなみに、馬場や寺尾周辺にはこうした街角の旧跡に由緒などが書かれた高札が立てられていますが、これは周辺の自治会長による団体「寺尾奉行」による取組の一つ。
地元の隠れた歴史に光をあて、伝承していくことなどを目的に行われています。東寺尾や馬場、周辺の方は探しながら歩いてみるのも面白かもしれません。お近くのケアプラザでマップも購入できますよ。
和風庭園の馬場花木園へ
そして赤門をあとに住宅街の奥へ。さらに5分ほど歩くとあるのが、横浜市内でも珍しいという和風庭園がきれいな「馬場花木園」だ。
生活道路を抜けていくので、初めての方は「こんなところにあるの?」となるかもしれませんが、ちゃんとありますのでご安心を。
もともと四季折々の植物が楽しめる公園として、1999年に開園した馬場花木園。園内には池、茶室などがあり、風情があります。2019年には隣接する古民家・旧藤本家を整備してエリアを拡張。
茅葺の古民家も含めた新たな景観が、時間の流れをゆったりとさせます。
梅はまだ早かったですが、ソシンロウバイという早咲きのものやサザンカなどが見ごろでした。池では、カワセミのシャッターチャンスを狙うカメラマンの姿も。
休憩室もあるので、散策後、池をながめながら一服。仕事の合間でしたが、ほっこりとリフレッシュする良い時間になりました。
結局、食べきれないと思ったパンは、美味しすぎてあっという間にお腹の中に。あと2つはいけたかも?。
さて、次回はどこを歩きましょうか―
【ハマさんぽvol①本日の立ち寄り場所】
■「ふらっとカフェ馬場」/場所:馬場西部自治会館=鶴見区馬場7-18-11/開催日:第4火曜日(年10回ほど)/開催時間:10時~11時30分/参加費:100円(コーヒー、お茶、紅茶代)/問い合わせ:馬場地域ケアプラザ045-576-4231
■パン工房椎の実/場所:鶴見区馬場7-18-19
■馬場の赤門(旧澤野家長屋門)/場所:鶴見区馬場1-10-23/入場無料/駐車場なし
■馬場花木園/場所:鶴見区馬場2-20-1/入場無料/駐車場なし(近隣コインパーキングあり)/開園時間:9:00~17:00(7・8月は18:00まで)/休園日:毎月第三火曜日(休日の場合は、翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)/公式サイト(こちら)
※情報は2025年1月末時点のものとなります。詳細はお手数ですが皆様でお調べください