鶴見区内小中学生19人が入賞 令和6年度中学生の「税についての作文」、「税の標語」
令和6年度中学生の「税についての作文」と「税の標語」の入賞者に対する表彰が、11月26日、鶴見税務署長納税表彰式のなかで開かれ、鶴見区内19人の小中学生に表彰状が贈られた。
当日の表彰式では、納税表彰として鶴見区内個人8人と1団体に表彰状と感謝状も授与された(関連記事=こちら)。
「作文」11校1,166篇から15人
中学生の「税についての作文」は、全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が共催するもの。将来を担う中学生の税への関心を高めることなどを目的に、今年で58回目を数える。
今年度鶴見区内からは、11校1166篇の応募があり、東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞をはじめ、15人の中学生が受賞した。
「標語」11校897点から4人
一方、「税の標語」は、租税教育の一環などとして全国関税会総連合会が主催。今年度の区内応募数は、小中学校11校から計897点に上り、4点が入賞を果たした。
表彰式では入賞者に表彰状が授与され、税についての作文で鶴見税務署長賞を受賞した鶴見中学校3年の小林優樹奈さんが代表者として登壇。受賞作を朗読した。
鶴見中・小林さんが代表朗読
小林さんは作品のなかで、自身がケガや病気をした際、「税金によって困った人を助ける」という日本の社会保障制度を体感したことに言及。
「社会保障制度は日本の歳出のなかで最も高い割合を占めている」としつつも、「誰もが安心して生活できる社会を支える大切な役割のあるお金だ」と評価し、「自分にできることは、しっかりと勉強して、税金についても知り、社会人になったときは納税の義務を果たすこと」と述べた。
作品の最後には、祖母から教わったとして、「最初は4本、次は2本、最後は3本」という人間が答えとなる「なぞなぞ」を披露。「杖と足で3本ではなく、両側を支えられるような無数の手が伸びてくる社会に変えていきたい。私のような若い人が優しい気持ちを持ち、社会で一人にさせない取組をどんどん考えていくことが大切だと思う」と呼びかけた。
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中学生の「税についての作文」、「税の標語」の表彰者と作品は以下の通り(順不同・敬称略・カッコ内は学校名、カギカッコ内は作品名および標語)。※一部希望により未掲載あり
【中学生の「税についての作文」】
▽東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞
=高橋和花(生麦中学校)「未来へのエール」
=田中理沙(矢向中学校)「税に関わる仕事について抱く私の思い」
▽東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞=髙畑花鈴(鶴見中学校)「税金からつながる未来」
▽鶴見税務署長賞=小林優樹奈(鶴見中学校)「なぞなぞ」
▽神奈川県神奈川県税事務所長賞=類地芙実佳(潮田中学校)「森を豊かに、水をきれいにする税」
▽鶴見区長賞=元𣘺優姫(鶴見中学校)「宝を育む税」
▽鶴見警察署長賞=中平悠菜(矢向中学校)「税金の無い世界」
▽鶴見消防署長賞=小竿琥太郎(市場中学校)「助けられた身として」
▽鶴見区納税貯蓄組合連合会会長賞=田中瑠乃(市場中学校)「日本社会を作る税金」
▽鶴見青色申告会会長賞=小野寺巧眞(上の宮中学校)「税は『会費』だから無駄ではない!!」
▽鶴見間税会会長賞=兼尾心遥(末吉中学校)「未来を担う子どもたちへ」
▽横浜小売酒販組合鶴見支部支部長賞=酒井凌太(橘学苑中)「僕らを支えてくれる税金」
▽東京地方税理士会鶴見支部支部長賞=中村海音(鶴見中学校)「形を変える税金」
▽鶴見優法会会長賞=宮﨑大和(市場中学校)「税金の行方」
【税の標語】
▽全国間税会総連合会入選=小島達己(平安小学校)「税金で 作ろう国の 未来の道を」
▽東京国税局間税会連合会入選=内布莉愛(豊岡小学校)「税金と 共に生きてく 未来のぼくら」
▽鶴見間税会会長賞=武田透(横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校)「被災地に エールを届ける ふるさと納税」
▽鶴見税務署長賞=青木葵(岸谷小学校)「あなたの税 明日を支える エネルギー」